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全てを白紙に ページ4
神は人類に罰を与えた
人類を滅亡させようと隕石を降らせた
大体の人たちはパニックで暴れ回った
残りの人たちは
────いつも通りに
────のんびりと
普段の生活を貫いた
日は沈んだのに
空は明るい
炎を纏った大きな岩────隕石は重力によって落ちる
ベランダで見守っていた少年は理解が出来ていなかった
少年の両親は好き勝手暴れ、疲れきって寝ている
少年は柵の間から顔を覗かせ、目を輝かせた
「きれい･･･」
それが人類を殺すなんて知らなかった
突如全国放送された神からの言葉
［この世は罪が増え過ぎました
よって、この世を白紙に戻します］
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作者名：水無月 | 作成日時：2017年4月11日 21時
