二十三回目の恐怖 ページ26
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私が蒼い炎に驚いていると荼毘さんがチエーニを呼び出した。呼び掛けに答えたチエに皆さんが驚いたように私も驚く。
「･･･コイツは何だ」
死柄木さんの問に縮こまっていると荼毘さんがトントンと私の背中を軽く叩いた。その行為がちょっぴり私に勇気を与えてくれる。
「わ、私の･･･“個性”の･･････あー、そのォ」
「オレハ｢チエーニ｣。“個性”ノオマケトデモ思ッテクレテ構ワナイヨ」
私がどう説明すればいいのか困っているとチエが助け舟を出してくれた。この行為がちょっぴり私の勇気を無くす。
「｢チエーニ｣？ロシア語の影って意味なら｢チェーニ｣か｢ツェーニ｣じゃないのか？」
「幼イAガ｢ツェ｣トモ｢チェ｣トモ言エナカッタカラオレノ名前ハ｢チエーニ｣ニナッタノサ」
コンプレスさんの問に対してチエの回答に私は恥ずかしくなり熱くなる顔を隠すために荼毘さんの胸に顔を埋める。
「カアイイですね！」
《ビクゥ！！》
いきなりの至近距離からの声に私の肩と心臓は跳ね上がり、バクバクと私の身体を脈打つ。
「おいイカレ女。近くで大声出すな」
「前は声しか聞こえませんでしたが、目がとってもキュートです！」
チエは目をぱちくりとさせると嬉しそうに弓形に形を変える。
「ワオ！オレノ目ガキュートナンテ初メテ言ワレタヨ！！」
前？そう言えば私が気絶した時に荼毘さんに頼んだと言っていた。
チエとトガさんがキャッキャとはしゃいでいると死柄木さんの苛立った声がした。
「それで？なんでこんな騒ぎになったんだ」
「それが後はAちゃんの測定だけだったんだけど恥ずかしがっちゃったの」
マグネさんの説明に呆れたような視線を感じる。
「なら俺が測ってやるよ」
「えッ」
身体を引っ張られ、次に感じる浮遊感。
「だッ、荼毘さん！？」
「落とされたくなきャ、大人しくしてろ」
(ムリムリムリ！恥ずかしくて死ぬ！)
落とされてもいいからとバタついてもガッシリと固定して私を落とすことはなかった。
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花 - 主人公ちゃんの性格がどタイプです! (2021年5月16日 22時) (
レス) id: 5a0f0dfb22 (このIDを非表示/違反報告)
ネコまっしぐら(プロフ) - とても面白かったです！ チエーニ可愛いし荼毘はかっこいいしでもう最高です!! これからも応援しています。 頑張って下さい（≧∇≦） (2020年2月3日 0時) (レス) id: f87d62096a (このIDを非表示/違反報告)
名無し82807号(プロフ) - 凄く面白かったです！荼毘がもっと好きになりました！続きを楽しみにしてます！ (2019年8月21日 2時) (レス) id: 7c4003326d (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - すっっごく面白かったです！！何だかんだ言って荼毘って優しいですよね。続きめっちゃ楽しみにしていますね！！あと夢主の個性のチエーニが荼毘の事を「荼毘クン」と読んでいるのが物凄く可愛いです！！チエーニ可愛くて好きです！ (2019年8月10日 9時) (レス) id: 5c635e6563 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - わー！ありがとうございます！ (2019年7月29日 12時) (レス) id: d9fcb2d7ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月 | 作成日時：2019年5月20日 22時
