八個目の爆弾 ページ9
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母親は女の子を望んでいたが、性別を操作する事が出来ないので産んでからも女の子を望んでいた。
父親はどちらでも受け入れる覚悟はあったが、異常に女の子を求める妻からAを守っていた。
しかし、それは続かず父親はAを置いて家を出ていった。それはAにとって初めての絶望だった。
母親は未だに諦めず女の子の服や女の子向けの玩具しか買わず、父親が逃げてからAは女の子になった。
抵抗すれば頬を叩かれ、大人しくすると嬉々としてAを飾り立てた。
元から女顔のAだったから捨てられずに済んだが、成長すると声は低くなり、筋肉が付くなどなど･･･。それが母親にとって不安でならなかった。
ある日一緒に風呂に入っている時に母親は身体を洗っているAの下半身に目を向ける。以前とある掲示板で何年も前にだが、｢女の子にしたい母親｣を見つけた。
今ならまだ間に合うと母親は決意し、Aの
それによりAは｢男｣から｢性別ナシ｣になった。母親はAを病院に連れていった際に医者が違和感を感じ、母親を精神病院へと送り出した。
父親も母親も失ったAは孤児院へと向かった。一応男として生活していたが、風呂が共同なので必然的に周りの男子と同時に裸体になる。その時に必ずバカにされた。
「お前女風呂に行けよ」
「お前男じゃねーじゃん」
同じ様な事を毎日言われ、我慢の限界を超えたAがまだ服を着ていた男子の服を
当時はまだ｢強制爆発｣が出来ず、本人も気付かなかった。孤児院の大人たちに取り押さえられAはその場から引き離された。
服を掴まれた男子は風呂に入るべく、服を脱いだ瞬間爆弾化となっていた服が爆発した。
周りは阿鼻叫喚になり、いっそうAの周りは誰も寄り付かなくなった。それからAはひっそりと生きる様にしていた。
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水無月(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» リクエストありがとうございます！今は更新停止していますが、ステインの弟子が主人公の小説を書いております。よかったらそちらも読んでみてください。 (2018年9月2日 21時) (
レス) id: 07c7ef19ca (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - ステイン様の小説も書いて欲しいです (2018年8月26日 21時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月 | 作成日時：2017年11月29日 9時
