冨岡義勇の妹サンは。 参【鬼滅の刃】

◆110◇ 無限城 ページ10

᯽



『命灯が潰えた────』




ﾍﾞﾍﾞﾝｯ




あぁ、そうか。





『お姉ちゃんも、遺してくれるんだね。 有難いなぁ』



無惨「何？」




『琵琶 です。 遺してくれたんですよ。
父上、上を見てくんなまし？』





言われた通り、上を向く無惨






ﾋｭｩｩと音を立てながら落下してくる琵琶






ｶﾀﾝｯ





『もう一度、場を操って見せましょうか？
まぁ、嘘ですけどね。

お姉ちゃんを、助けてあげましょう』







蜜璃「させないわ！！」







『！』







蜜璃「恋の呼吸、弐ノ型・懊悩巡る恋」





琵琶を狙うつもりね────？





『仕方ない』




琵琶を、空中に投げる





『琵琶が手元に戻ってきた時、君は────』




ここから消えると思え。




『毒の呼吸、華ノ舞 遊戯』




毒を持った華が



目的に、一目散に降りかかるの。




その花弁からは、逃げられない









ﾎﾟｽｯ








『ふふっ』






ﾍﾞﾍﾞﾝｯ









『さぁさ。 もっと殺り合ってくんなまし？
床に、紅蓮華を咲かせて地獄を造りましょう？

善悪なんてどうでも良いのです。
今更走馬灯を見ても意味は無いのですよ。

今こそが、地獄の始まり。
不協和音(断末魔)を響かせてくんなまし？』









.

◆111◇ 無限城→←◆109◇ 無限城

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す