・ ページ5
深澤said
今日は朝から1人で城下町に出かけに来た。
前目黒に連れられてきた着物屋へ補整を頼みに陰間茶屋を出てきたはいいんだけど。
「 あっ、これ素敵。翔太に買っていこうかな。」
「 これもいいな。康二にきっと似合う。」
翔太や康二に似合いそうな小物や着物が沢山あっていつの間にか迷ってしまった。
「 ここ何処だろう … 早く着物屋へ行かなくちゃ。」
『 兄ちゃん綺麗な顔してんの。陰間茶屋の男娼じゃねぇかコイツ。』
『 おーあの金持ちが行くというあの陰間茶屋か。』
「 すみません。先を急いでおりますので、失礼します。」
一向に目の前の男性方はどいてくれない。
手首を掴まれて逃げることも出来ないし … 。
「 やめないかガキ共。」
先程の男性たちが逃げてゆくと後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
「 お、この前店に来てくれた子じゃねえか。」
「 っ、あ、えっと、、深太郎と申します。」
「 俺は岩本、岩本照だ。君みたいなべっぴんさんが1人でどうした？ 」
岩本さんの着物屋に行く途中だったと伝えると買い物帰りだという岩本さんと一緒に店に行くことになった。
「 お待ちどう様。これをもって行きな。」
「 ありがとうございます。あっ、もうこんな時間。」
早く帰らないとまた仕事が始まってしまう。
目黒や村上に叱られるのは嫌だ。
「 あの、っ。良ければ店へおいでなさって下さい。お待ちしてます。お世話になりました。」
気づくと口からそんな言葉が出ていた。
彼に恋心を抱いてしまってるのか俺は。
彼にはいいお相手が居るはずだろうに、あんな店へ来るはずがない。
(タイトル名を変更しました。) 12.29
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 378人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちぃ(プロフ) - まさかの展開ですね(´；ω；`) (2020年1月19日 23時) (
レス) id: 0186377772 (このIDを非表示/違反報告)
Ami - まさかの展開！めめとこーじくん駆け落ち出来ませんかね(´･ω･`) (2020年1月18日 23時) (レス) id: dafa21f976 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Snow17
| 作成日時：2019年12月29日 0時
