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深澤side
目を覚ますと、見なれた部屋に居た。
目の前には康二が頑張って書き物をしていた。
「 康二 …… ? 」
「 あ、辰哉さん!起きはったんですね。着物屋の岩本さんが運んでこられましたよ。」
「 嗚呼、そうなんだ、」
夢だったのかもしれない。
岩本さんに、言われたことも全部。
「 辰哉さん、おめでとうございます。」
突然康二がそう言って抱きついてきた。
「 辰哉さんはね、ここ辞めはるんですよ。」
「 ……え、?辞めないよ、俺。」
「 ううん。岩本さんのなお嫁さんになるねんよ辰哉さんは。」
俺が、岩本さんの所へ嫁ぐ …… ?
夢じゃ、ないんだ。
「 岩本さん、下で待ってます。大丈夫。早くここから出て、岩本さんと幸せになってください。」
「 でも、そしたら康二は …… 」
「 まあ、せやなあ … 。仲良い佐久間くんも素敵な人と結ばれたし、翔太さんも素敵な人を見つけた。そして辰哉さんも居なくなるって考えたら、ちょっと寂しいな。」
「 だろ、? だから …… 」
「 でもな、俺かてそんな弱くないっすよ。金剛の目黒とかと仲良く暮らしていきますわ!ね? 」
そういわれて、背中を押された。
「 …… 岩本さん。」
「 辰哉。ここをやめて、俺と婚約してくれ。」
「 …… はい。」
友の後押しを受けて、また俺は進むんだ。
彼の着物を身にまとって。
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ちぃ(プロフ) - まさかの展開ですね(´;ω;`) (2020年1月19日 23時) (レス) id: 0186377772 (このIDを非表示/違反報告)
Ami - まさかの展開!めめとこーじくん駆け落ち出来ませんかね(´・ω・`) (2020年1月18日 23時) (レス) id: dafa21f976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Snow17 | 作成日時:2019年12月29日 0時