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佐久間side
亮平はもう助からない。
誰から言われようとも自分で理解していた。
いや、していたつもりだった。
「 亮平 …… 。寒かっただろう。亮平 …… 。」
毎日そう手を握って、亮平の髪の毛を撫でた。
自ら命を絶った？事件？そんなのどうでもいい。
只、亮平が目を覚ましてくれればいいだけなのに。
「 会いたいよ …… 。亮平っ、。」
どこからでも無く、涙が溢れて止まらなかった。
「 …… 大介さん、 」
亮平が、いつもの笑顔で微笑んだ。
うれしくて泣きながら抱きしめると、いつもみたいに苦しいって笑って見せた。
「 っ、亮平、俺と結婚してくれ。」
ずっとずっとこの日を待っていた。
指輪を差し出すと亮平は苦い顔をした。
「 きっと大介さんに、迷惑をかける。後遺症だって残る。だから …… 」
「 そんなの関係ない。俺は亮平を幸せにしてやりたいんだ。」
亮平がいつもみたいに俺に笑いかけた。
指輪を受け取ってくれた。
「 おめでとう、大介 」
俺の岩本師匠が微笑んでいた。
深澤side
亮平さんと佐久間さんが婚約なさったらしい。
うれしいけど、どこか複雑。
「 やっぱり …… 俺なんかが岩本さんと結ばれるはずがないよね 」
自分の心に無理やりそう言い聞かせて、美しい海を眺めながら慣れない葉巻を吸ってみた夜のことだった。
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ちぃ(プロフ) - まさかの展開ですね(´；ω；`) (2020年1月19日 23時) (
レス) id: 0186377772 (このIDを非表示/違反報告)
Ami - まさかの展開！めめとこーじくん駆け落ち出来ませんかね(´･ω･`) (2020年1月18日 23時) (レス) id: dafa21f976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Snow17
| 作成日時：2019年12月29日 0時
