伊黒の姉上サマ 【鬼滅の刃】

◆32◇ ※無限列車編 ページ32

・



「何してんのよ、あんたも起きたなら加勢しなさいよ！！
結核だか何だか知らないけどちゃんと働かないならあの人(・・・)に言って夢見せて貰えないようにするからね」

『･･････うるさい』

「ﾋｯ！？」

『苦しみから逃れるために人を傷つけても良いと思ってんの･･･』




ﾄﾞﾝｯ




『だったら、幸せの夢の中に居させてあげるわよ』




気絶した子供たちを見て言う






『･･･君は、炭治郎の夢の中に入ったのかね』

「･･･はい」

『心が浄化されたか？ 炭治郎は、いい子だからな』

「･･･はい･･･ｸﾞｽｯ」

『･･･』

「･･･気をつけて･･･ください」

『･･････あぁ。 禰豆子！
皆が起きたら上に来るように指で指すんだ!!!!』

禰豆子「むー!!!!」






ガラッ




列車の上か･･･。







タッタッタッタッタッタッ








魘夢「！ あれぇ、起きたの？ おはよう」



ひらひらと手を振る



魘夢「まだ寝てて良かったのに」


『･･･』


魘夢「せっかく良い夢を見せてやっていた(・・・・・・・・)でしょう。
もっと嫌な夢だって見せてやれたのに･･･」

『･･･』

魘夢「今度は、死んだ人達が生き返る夢を見せてあげようか？」

『･･････』

魘夢「？」

『･･････』

魘夢(可笑しいなぁ？ 何も感じられないよ)






殺気も、何もかも感じられないよ






『そう。 なら、貴方は夢を見させて貰ったことあるのかしら』

魘夢「夢を見させて貰ったこと･･･？ 無いよ？」

『･･･そう。 ならいいや』

魘夢「？？」




まぁ、いいや。




血鬼術





強制昏倒催眠の囁き







お眠りィィ






毒の呼吸、伍ノ型・夢見毒









ｻﾞｼｭ









『･･･うるさい。 眠くないし、寝ない』








魘夢「ふふ」









『･･･そう』









魘夢「驚かないの？ まぁ、良いよね。
頸を切ったのに死なないのか教えて欲しいよね？
いいよ、俺は今気分が高揚してるから。

赤ん坊でも分かる単純なことさ。 うふふっ」







「俺はこの汽車と"融合"した!」









『そう。 貴方が、この汽車なら乗客は皆人質でお前の餌って事でしょ』

魘夢「！」

『お前を殺す事は変わりない。 死んで償え』





ガチャリと、刃を向ける







魘夢「ふふっ！ じゃあ、守らないんだね！！」

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