伊黒の姉上サマ 【鬼滅の刃】

◆30◇ ※無限列車編 ページ30

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─翌日─



杏寿郎「！ 同行･･･」

『はい。 同行、します』

杏寿郎「だが･･････」

『お館様には、許可を取ってあります。 煉獄さん、お願いします』

杏寿郎「─────弟には、言ったのか？」

『小芭内、ですか』

杏寿郎「･･･悲しむであろう･･･」

『言いました。 "約束"を果たすためにも･･･！』

杏寿郎「！！ よもや、分かった！」

『！』

杏寿郎「よろしく頼むぞ!!! 翡翠殿!!!!」

『はい!!!!』



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


─無限列車─



杏寿郎「うまい！ うまい！ うまい！」

『煉獄さん、食べ過ぎです』

杏寿郎「うまい！ うまい！ うまい！」

『･･････煉獄さん･･･』



ｺｿｺｿ




善逸「あの人が炎柱･･･」

炭治郎「うん･･･」

善逸「ただの食いしん坊じゃないくて？」

炭治郎「うん･･･」



杏寿郎「うまい！」



炭治郎「あの･･･すみません」

杏寿郎「うまい！」

炭治郎「れ、煉獄さん」

杏寿郎「うまい！」

炭治郎「あ、もうこれは･･･すごくわかりました」



ーーーーーーーーーーーー



杏寿郎「うむ！ そういうことか！
だが知らん！ 「ヒノカミ神楽」という言葉も初耳だ！
君の父がやっていた神楽が戦いに応用できたのは実にめでたいがこの話はこれでお終いだな！！」

炭治郎「え、ちょっともう少し･･･」

杏寿郎「ならば、翡翠殿に聞くと良い！！」

炭治郎「え、翡翠さんに･･････？」

杏寿郎「翡翠殿は、なんでも知っているからな！！」

『･･････』

炭治郎「ひ、翡翠さん･･････」

『･････････』

炭治郎「あの･････････」




ガタン




車掌「切符･･･拝見･･･します･･････」

『ん』

車掌「ありがとう･･･ございます･･････」




パチン





車掌「拝見しました･････････」






！








『煉獄さん、危険ではありませんが･･･下がっていてくださいませんか』

杏寿郎「･････････頼もう」





「キャァァアッ」



「うわ！？」






『忌まわしい鬼よ。 少し･･･静かにしてくれないか』

杏寿郎「うむ！ やはり、俺がやろう！」

『え』

杏寿郎「炎の呼吸、壱ノ型・不知火」



ｻﾞｼｭ




『･･････狩られた』





ガタン




ガタン




スヤ････････････




魘夢「夢を見ながら死ねるなんて幸せだよね」

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