伊黒の姉上サマ 【鬼滅の刃】

◆28◇ ページ28

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─蝶屋敷─



しのぶ「─────無いですね！」

『ふふ、言った通りでしょ』

しのぶ「はい！」

『あぁ、そうそう。 しのぶさん』

しのぶ「？」

『"日の呼吸"って知ってますか？』

しのぶ「"日の呼吸"、ですか？」

『はい。 炎柱、とは違いますよ？』

しのぶ「･･････知らないです」

『全ての呼吸法の元となった、といえは･･･？』

しのぶ「！！」

『その呼吸法を、使っていた人･･･。 男なのですけれど･･･』

しのぶ「？」

『"耳飾り"を付けていた、とも言われているんです』

しのぶ「耳飾り･････････！」

『竈門炭治郎も、"花札のような耳飾り"をしていますよね？
もしかしたら、何か関連性があると思います』

しのぶ「そうですね」

『･･･まぁ、仮説に過ぎません！！』

しのぶ「･･････でも」

『？』

しのぶ「だとしたら、炭治郎くん。 凄い剣士になるって事ですよね？
柱にも勝る実力、身に付けるにはずば抜けてますから･･･」

『だと、良いんですけどね･･･。 でも』

しのぶ「？」

『そうすると･･･柱って入れ替わり･････････』

しのぶ「!!!!」

『誰かが、死ぬって言うことになるんですよ。
あたし、それだけは嫌です。 死んでも･･･！』

しのぶ「翡翠さん、その気持ちは分かりますよ？
私だって、柱の中で誰かが欠けたら嫌です。
でも、翡翠さんが、「死んでも」なんて言葉使わないでください。 まるで･･･翡翠さんが死んでしまう、みたいな･･･言い方･････････」




これ以上、大切な人を失いたくない･･････









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