伊黒の姉上サマ 【鬼滅の刃】

◆36◇ ※無限列車編 ページ36

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瑠火「杏寿郎」

杏寿郎「はい、母上」

瑠火「よく 考えるのです。 母が今から聞くことを。


なぜ自分が人よりも強く生まれたのかわかりますか」

杏寿郎「･････････うっ･･･わかりません！」

瑠火「弱き人を助けるためです。
生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者は
その力を世のため人のために使わねばなりません。
天から賜りし力で人を傷つけること
私服を肥すことは 許されません

弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です。
責任を持って果たさなければならない使命なのです。 決して忘れることなきよう」

杏寿郎「はい!!」





ぎゅ






瑠火「私はもう長く生きられません。
強く優しい子の母になれて幸せでした。




あとは頼みます」






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ギシ



ドッ



猗窩座「かっ･･･!!」









母上

俺の方こそ



貴女のような人に生んでもらえて光栄だった






杏寿郎「オオオオオオオ!!!」





ミシィ





ズッ




ガシ




止めた!! 信じられない力だ!!


急所に俺の右腕が貫通しているんだぞ




猗窩座「!!」




しまった!! 夜明けが近い!!



早く殺してこの場を去らなければ






腕が





抜けん!!









逃がさない









『杏寿郎はん･･･！ 嫌だｯｯ!!!!



毒の呼吸、伍ノ型・夢見毒!!!!!!!!』





早く、届いてｯｯ･･･！




夢を見て、毒で侵されて死んでしまえ!!!!





猗窩座「オォオオオオオ!!

オオオオオオアアアアア!!」





絶対に離さん






お前の頸を斬り落とすまでは!!!









猗窩座「オオオオオオオ」

杏寿郎「ああああああああ!!!」

猗窩座「退けえええ!!」

杏寿郎「あああああ!!!」



『毒の呼吸、陸ノ型・紅龍!!!!!!!!』







紅とは




相手の血である。








猗窩座「ｸｿ!!!!」







ズン




ドウッ




ダン






早く陽光の影になる所へ･･･!!








メキ






ドン






梃子摺った




早く太陽から距離を･･･









猗窩座「!!」




『毒の呼吸、乱れ棘!!!!』






百を超える毒棘が




猗窩座の体に刺さる。






猗窩座「っ!!!!」





毒か!!!!






『逃げんな･･･猗窩座』





猗窩座「っ!!!!」





おぞましい殺気!!!!





猗窩座「ｸｿ･･･!!!!」





猗窩座に構う時間など無いｯｯ･･･!!





『死止めてやる、必ず･････待ってろ』

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