◆18◇ ページ18
・
義勇「・・・ついたな」
『はい』
義勇「じゃあな」
『・・・義勇、あの事は皆様には内緒ですよ』
義勇「・・・御意」
『ふふ』
ザッザッザッ
去っていく義勇を見つめる
『・・・っ』
初めて、弱虫な影を見せた
ポツポツポツ
弱い雨が降り始めた
その雨は次第に
ザァァァァ
強くなっていった。
『・・・弱虫』
その言葉は、雨音によって掻き消された
「・・・あの」
少年の声
『!』
「あ、雨の中って・・・その」
『(昼間の・・・えと、我妻善逸・・・?)』
「と、とりあえず!!! コッチに・・・!!!」
『・・・』
言われた通り、少年の元へ歩む
「あ、あんな所でなに、やってたんです!?」
『(口調、昼間と全然違う・・・)』
「だ、黙らないで・・・!」
タッタッタッ
炭治郎「あー! 善逸!!!」
善逸「!? た、炭治郎たぉぉぉお!?」
『(あ、昼間の)』
炭治郎「何してるんだ!? そ、それに・・・! な、なんで・・・濡れてるんですか!?」
『・・・雨に』
炭治郎「冷えちゃいますよ!?」
『雨って』
炭治郎「?」
『そのためにあるんだよ』
炭治郎「そ、その為って・・・」
『消したいものを、雨が流してくれるの』
炭治郎「だとしても・・・」
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Strawberry☆Angel.y(プロフ) - 冨岡さんの口調が変わるのは何故ですか? (2020年1月9日 9時) (レス) id: ac3f1c065a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*アメダマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/11e53d16ff1/
作成日時:2019年10月10日 16時