任務は呪霊退治……呪霊?? 【文スト×呪術】 (ページ29)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:107,677 hit

29 - 朝方、霧の中ページ29

────ｻﾞﾜｻﾞﾜ

敦「……ん？」

なんだ、朝早くから…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

─2時間前 AM.5:47─

探偵社への帰り道

『ちょっと、あの子には悪い事しちゃったな』

野薔薇が、呪霊に気付いてないとはいえ…。

『…はぁ』

なんで朝っぱらから呪霊が来るわけ？

朝っぱら…夜中か。

ｸﾞﾁｬ

『なんだ、今の音(お)─────』

ボタボタと何かが垂れる音。

『！』

目を見開く

『ｸｿｯ…』

ポートマフィア…？なんだ、なんで

焦点を合わせ、敵を見やる

『…呪、霊……特級、？』

「あぁ、ごめんごめん。痛いよね？
上手く心臓貫かったか〜。しくじった」

『…』

「ねぇ、宿儺の指、持ってるでしょ」

『宿、儺…指…？』

「あれ、宿儺の指…知らないの？
まぁいいや。早くちょーだいよ」

なにそれ

『持ってるわけ……！』

さっきの呪霊？接近戦してないのに…！

「えーでもなぁ…」

ｺﾞｿｺﾞｿと宿儺の指を探す

『！これ…？』

「そうそう！持ってんじゃん！！」

『…宿儺って、』

「宿儺知らないんだっけ？じゃあ、教える！
"呪いの王"かな！！

虎杖悠仁って知ってる？宿儺の指食べたんだよ
だから、死刑が決まってるんだけど……っとこれぐらいしか知らないな

ごめんね」

ｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬ

「瀕死かな、宿儺の指持ってなければこうなら無かったのにね。可哀想」

パッと宿儺の指を奪い取る特級呪霊

瀕死？

『あ、はは！』

「？どうして笑ってるの？」

『…ｯ瀕死は無傷なんで、ねぇ』

君死給勿

パシッと宿儺の指を奪い取る。

「わぁ！凄いね、なんでだろ？呪術師なのに…うーん、分かんないや

でも、これには勝てないでしょ？」

領域展開
自閉円頓裹

『先生が言ってた…「領域展開」…！』

「どう？宿儺の指…くれれば死なないよ？」

どんどん近付いてくる特級呪霊

『…』

「ねぇ、早くちょーだい？宿儺の指！！」

ﾎﾟﾝｯと肩を叩く

『えっと、宿儺の指がどうだか知らないけど…アンタって人間じゃないよね？あ、呪霊か』

「うん？それがどうした？」

.