任務は呪霊退治……呪霊?? 【文スト×呪術】 (ページ27)

今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:107,681 hit

27 - 夜間の共闘ページ27

─────夜闇

音を立てずに、探偵社から外へ出る。

先生から連絡があったから。

また横浜付近に呪霊が居るらしい。

『なんでこんな夜中に…』

仕方ない、呪霊だもん。人の負の感情。

『人が多いと負の感情も溜まりやすい、か』

ん？

前に人影…

野薔薇「おーい、転校生！！！見つけたぞ！！！」

『…えっと、釘崎…さん？』

野薔薇「お、名前覚えてる！そうそう、私が釘崎野薔薇様よ！！」

『はぁ…。ところで、どうしてこちらに？』

野薔薇「敬語は辞めていいのよ。
呪霊の強さも分からないってアイツが言ってたから、アンタの任務に着いてきたのよ！」

『そっかぁ、よろしくね』

ニコリと笑う

野薔薇「！もちろん！こんな任務早く終わらせてデート…は明日ね！」

『で、デート…？』

野薔薇「そうよ！いいじゃない、別に。何か用でもあんの？」

『無いけど、その…デートって…』

野薔薇「買い物とか食べ歩きとか…色々するわよ！」

『そっか、ふふっ…』

野薔薇「なっ、わ、笑うんじゃないわよ！？」

『いや、ごめんね、楽しみだな〜って』

野薔薇「！そう！？じゃあ、早く終わらせましょう！！」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

野薔薇「…やっぱり、暗くて分からないわね。ったく、なんでこんな夜中に…！！」

『仕方ない…よ。呪霊なんていつこの世に生まれてくるか分からないし』

野薔薇「まぁ…そうよね。でも！
こんな暗い中分かるわけないじゃない…！！

───え、ちょ、転校生？なんで…」

ｶﾁｬﾘと野薔薇に銃を構える桜華

野薔薇「ちょっと…冗談やめてよね。さっき知り合ったばかりじゃない！？」

『まぁ、知り合ったばかりですね』

野薔薇「な、なんでそんなに冷せ……」

ﾊﾞﾝｯ

ｶﾝｯと地面に落ちた銃弾。

.