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今日もまた、同じような朝が来る。
私にとっては彼と2人でいられる、
幸せな時間だ。
東海オンエアとして、YouTubeで活動している
彼の部屋の隣に住んでいる。
てっちゃんのお母さんから、くれぐれも
よろしくお願いね、と頭を下げられ
てっちゃんが家を出てからずっと
わたしも同じマンションに引っ越している。
私達は所謂、幼なじみだ。
赤ちゃんの頃から、実家が隣通しだった
私の母とてっちゃんのお母さんが
意気投合し、ずっと家族ぐるみで
仲良くさせてもらっている。
そして、隣の部屋ということもあり、
在宅でハンドメイド作家をしていて
時間に融通がきくわたしが、
毎日、東海オンエアの撮影に遅れないよう
てっちゃんを叩き起しているのだ。
持っている合鍵で、部屋のドアを開ける。
ガチャりと音を立ててドアは開いた。
あれ。
知らない靴。
黒いピンヒール。
多分だけど。
てっちゃんの部屋に女がいる。
ぎゅーっと強く心臓を潰されたような
感覚。
何度経験しても慣れることはないこの痛み。
分かっていたはずだった。
てっちゃんが女と遊ぶことが楽しくて
日替わりのように取っかえ引っ変えで
ホテルへ行っていることも。
彼女が出来ても風俗行っちゃうから
すぐに別れを告げられて、泣きつかれたことも
あったし。
なんだかんだ、特定の彼女が出来ることって
なかったのに。
この部屋は。
東海オンエアの皆と、てっちゃんと。
私しか出入りしていない部屋だったのに。
ゆっくりと部屋のドアを閉める。
わたしには、てっちゃんがいる部屋の
現実を見るのは辛すぎるから。
わかってる。
わたし、てっちゃんがずっとずっと、ずっと
好き。
大好き。
でも怖くて、壊れてしまうのを恐れて
想いを伝えられずに、
ぬるま湯につかって
この関係でいたがったのもわたし。
あぁ〜。馬鹿だなぁ。
部屋に戻って、1人。
別に入りたくもなかったけど、
思いっきりシャワーを全開にして。
顔面をシャワーに押し当てて、泣いた。
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まる - 最高です...続き待ってます！ (2022年2月18日 11時) (
レス) id: 61b78aff2e (このIDを非表示/違反報告)
お稲荷大好き(プロフ) - ふぉーーー続きが気になる!! (2021年1月23日 23時) (レス) id: 81eca2f435 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - 乃亜さん» ありがとうございます、嬉しいです！ゆっくりですが、更新していきますので、よろしくお願いいたします (2020年11月8日 7時) (レス) id: e1f8560539 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - こういうお話大好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年11月7日 4時) (レス) id: 8b5f6f1ca3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2020年11月4日 15時
