Story55-夢- ページ18
A「んあ…っ。」
あれ…ここどこ…森？
私さっきまで恋愛映画見てたはず…。
…てか姫華は！？
姫華「あ、森田さん。久しぶり。」
A「…？？どうしたの？姫華？急に森田さんって呼んで……」
姫華「え？あなたとはもう別れたじゃない。うち言ったよ？これからはみかんじゃなくて森田さんって呼ぶって。」
A「えっ…？」
姫華「てかなに？先輩に向かってタメ語？」
A「だって…付き合った時にはタメでいいって…」
姫華「別れたんだよ？先輩に敬語も使えない後輩なんていらないよ。」
A「…もう恋人じゃないの？」
姫華「うん。もう森田さんと遊ぶのは疲れた。付き合ってたって言っても遊びだしね。森田さんの事なんて好きでもなんとも思ってないよ。
今は伶凪だし。」
A「遊びだったの…！？」
姫華「うん。文句ある？文句ないならもう二度と話しかけないで。もうこれでさよならしたいの。」
A「ねぇ…！待ってよ…姫華ぁっ…」
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
A「ひめっ……！……えっ？」
姫華「みかん？どうしたの？」
気がつけば映画は終わってる。
姫華「なんか夢みたの？苦しそうだったけど。」
A「……姫華…。」
姫華「うん？」
A「私達、付き合ってるんだよね？」
姫華「うん」
A「姫華にとってこの付き合いって遊びじゃないよね？」
姫華「もちろん」
A「私の事嫌い？」
姫華「全く。愛してる。」
A「伶凪先輩とは付き合ってないよね？」
姫華「は？なわけないでしょ？昔は付き合ってたけどね。」
A「よかったぁあああぁぁぁああ」
姫華「えっ！？何！？状況全くつかめないんだけど！！」
さっき見た夢を全部姫華に話した。
姫華「もう…そんなわけないでしょ？遊びならみかんと付き合わないから。まずこんなに仲良くしないから。
みかんの事、本気で愛してるから。」
A「…私もだよっ。」
姫華「あーそうそう。恋愛映画の感想なんだけど…
あのベッドシーン、いつかうちらもやろうね。」
A「さっきの涙と言葉を返しやがれぇっ！！(怒)」
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作者名：ひげちゃむ | 作成日時：2017年11月21日 22時
