ポートマフィアの教育官。番外編。 (ページ6)

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【文マヨ】中華② ページ6

『それにしても首領。
なんで今頃中華街なんですか？』

ケーキを買う、という約束をエリス嬢としたAは首領に問う。

すると首領は薄ら笑って言う。

｢お得意の人から誘われてね。でも着いてきてもらう代わりに君たちは＿｣

『中也、帰ろう。首領ひとりだけでも強い強い』

｢おいA、流石にここまで来たンだろが！あと首領を守るのも俺たちの役目だ｣

どこか察したAは中也の袖を引っ張るが反対される。

Aは口を尖らせてながら｢私たちをこんな格好させた意味わかんないの？この脳筋｣と言う。

中也も青筋が出てきたところで首領が間に入る。

｢じゃあ私を護衛する代わりに好きなの食べていいから、ね？｣

『え、じゃあ中華街限定のたこ焼き屋さんも？』

｢はいはい、なんでもいいからぁ｣

さっきのは打って変わってAは上機嫌となったと同時に誘われた中華料理店に着く。

その中華料理店は立派に構えており、扉の前ではお得意様であろう人がいた。

｢さ、着いたね…では2人とも、話はつけている。裏口からいって店員の役を演じなさい。そして＿＿＿｣

｢『最悪、戦闘になった場合周りの民衆を守れ、ですか/よね』｣

首領は満足気に頷き、お得意様のところに向かった。

その時の中也とAの表情は裏社会の顔となっていた。