研磨よりもゲームが強いネトゲ廃人の彼氏になった件について。【黒尾鉄朗】

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｢あっAちゃんと一緒だ！｣

｢おー黒尾と一緒かぁ｣


あはは。なんでこうなったんだろう。


表面上では、喜んで飛びついてきてくれた女子の頭を撫でていて、心の中では絶望の雨が降っていた。

しかも、他の2人は横並びで座ってしまった為、私はクロと隣になってしまうという、最悪極まりないことがおきた。


え、何話せばいいの？今日の天気？今日は晴れだよ？

全く話が入らない。もう助けて。神様は私を見捨てたんだ。


被害妄想が頭の中で流れる。


｢Aサーン、聞いてますかー｣

『今日の天気は晴れです』

｢うん晴れだよ。真面目な顔で言うなんて可愛いねェ。それより、鍋持ってきてくんない？｣


｢あ、わかった｣と言って調理器具を持っている先生の元へ行く。



ん？待て、可愛い？



『かっ、可愛い......って』


バッと後ろを振り向いてクロを見ると、意地悪そうに笑っていた。


やばい。どんどん顔が真っ赤になりそうっていうよりなってる。

周りの2人も口に手を置いて｢えぇ！？｣としていたり、目を見開いていた。


｢おい黒尾？！｣

｢黒尾くん！？｣

｢はいはい2人も動こうね〜｣


クロは私を見て、舌をだしていた。

その気にさせたらいいよ、とは言ったけど......そこまでとは言ってねぇよ！！


かっこつけて言わなきゃ良かった、と早々に思った。


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これからも、天久と黒尾のイチャイチャをお楽しみください。

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