研磨よりもゲームが強いネトゲ廃人の彼氏になった件について。【黒尾鉄朗】

恥ずかしいゲーム◇ ページ8

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で、なんでこうなったのかなぁ。


昼休み終盤。黒尾...いや、クロから逃げてきた私は次の授業の準備をする。


その次の授業っていうのが＿＿＿


｢はーいみなさーん。今日の授業は調理実習でーす｣


家庭科だった。


まぁそこまではいい。許す。
事前に教えられてたし。

だけど、その後が地獄だった。


｢じゃ、グループを作ってー｣

『グループって必要かなぁ』

｢天久さん？どうかしました？｣

『いえ、なんでも』


先生から笑顔の圧が感じる。怖。

｢うふふ、そうですか｣と言って先生は、話を続けた。
私は、聞いてるふりをして、周りのみんなにも気づかれないように小さくため息をついた。


なんで私がこんなにグループが嫌いかって？よくぞ聞いてくれたぞ皆の者。


グループ作りには、2通りの決め方がある。


まず1つ目。自分たちで決めろタイプ。

2つ目。出席番号順タイプ。


いつもだったら、自分たちで決めるタイプが嫌だったけれど、今は自分たちで決めたい。


理由は簡単。出席番号だと、黒...クロと鉢合わせしてしまうからだ。
それなら、クロが話しかけて来る前に(多分来る)私が他の友達と一緒になった方が良い。

うん、やっぱりクロ呼び慣れない。


とにかく、先生はどちらを選ぶのか...

目で訴えかけるのと、神様に祈るしか私には方法がなかった。

さぁ、先生のご判断は...


｢グループは＿＿＿


出席番号順にします｣


よし帰ろう。

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