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「てかさ、Aって中学どこ」
皆で楽しくわいわい喋っていたら、突然夜久くんが中学を私に振る。
あー中学ね、中学。
『宮城のフツーなとこ。高校に入る前に引っ越してきたよ』
「えー宮城!俺も行ってみてぇなあ〜」
『夜久くんだと暇持て余しそうだよ。まぁ私的にはのどかでいい場所だったけど』
「へぇ、なんで引っ越してきたの?」
『うーん、まぁ親と離れるため、かな。そん時の私 反抗的だったからねぇ』
海くんは「そうなんだ」と言って、スパゲッティを口に運ぶ。私もならってグラタンを口に運んだ。熱々でエビが美味。
「そん時のA、学校ではどんな感じ?」
クロの発言にビクッと私の体が跳ねる。
その時の私ねぇ...私...うん......
『トテモ、カワイカッタヨ』
「嘘をつかないでくださんな。ほらほら、しっかりと白状しなさい」
うぐ...
肩を掴まれて、逃げないように私を拘束する。
助けて、と海くんに目を向けるが興味があるのか何も言わず私を見ていた。
もう言い逃れできない...
脳裏にヤバい私が目に浮かぶ。
『...えーと、記憶は曖昧なんだけどバイクを廊下で走っていた気がするナ〜』
「ねぇ今こいつ問題発言しなかった?」
『あと授業サボって図書室でテキーラ(お酒)飲んでいた気が...』
「良い子も悪い子もこいつを見習わないでください」(本当にやめてください。私は責任はとりません)
夜久くんと海くんをみると、ド肝を抜いていた。
まるで、反抗的とは...?とでも言っているようだ。あはあは。
『まぁ、3年になったら落ち着いたよ』
「まず3年まで続けてたのね。じゃ続きをどうぞ」
『3年になったら月島蛍って後輩ができてね、あの子、面白かったなぁ』
苗字の通り、月色の髪の毛に眼鏡をかけてた。
なんか捻くれ者だったよね。そこが可愛かったんけど。
だって私がテキーラ飲んでんの見つけると、すぐに私にテキーラの瓶をぶっかけるんだもん。髪とか洗うの大変だったなぁ...
それに
_____"ねぇ、私が今すぐ死にたいって言ったらどうする?"
_____"Aさんを止めてるお陰で、僕の評価が上がってるので死なないでください"
昔の私は本っ当に病んでたんだろうな、それでも月島くんは遠回しでも、私を止めてくれた。
ある意味救世主かも。
「どんな子なのさ」
夜久くんも月島くんのことに食いつく。
話は変わるけど、救世主って笑ってそうじゃん?微笑みを浮かべるーとか言うし。
でも、私の場合は
『笑わない救世主』
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MANA☆(プロフ) - ゆなちぃさん» 研磨が憧れているゲーマーというのを書いてみたかったんです!最高といって頂き嬉しい限りです!これからもよろしくお願いします! (4月30日 22時) (レス) id: 320ec2c20a (このIDを非表示/違反報告)
ゆなちぃ(プロフ) - あの研磨が憧れているだと、、、最高じゃん!更新ありがとうございます! (4月30日 21時) (レス) @page21 id: f6d2aef25a (このIDを非表示/違反報告)
MANA☆(プロフ) - ゆなちぃさん» はっ初めてのコメントだぁあ!コメントありがとうございます!これからも、クロの可愛さとかっこよさ。そして天久とのイチャコラをどうぞお楽しみください! (4月6日 15時) (レス) id: 320ec2c20a (このIDを非表示/違反報告)
ゆなちぃ(プロフ) - めちゃくちゃクロカッコいい⭐︎応援しています! (4月6日 14時) (レス) id: 6caddf7ea4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MANA☆ | 作成日時:2024年3月26日 17時