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＊ 54話 ページ10
『マホト、ありがとね』
Aがそう言った。
「ありがとうって…なにが？」
ありがとうの意味がわからない俺は彼女に問う
『今回の話受けてくれて。』
「え？」
彼女の言った意味が理解出来なかった。
"今回の話を受けてくれて"
うちのマネージャーがお願いしたんじゃねぇのか？
『知らなかったの？
今回の話私の提案なの。』
「Aが？！」
嬉しすぎんだろ。
Aから話を持ち掛けてくれるなんて
でも…
「俺でよかったのか？」
『マホトだからいいの。
マホト…だから！』
俺だから…か。
なんだよ、それ
嬉しすぎんだろ。
「そっか…ありがとな、嬉しい。」
『私こそ、マホトと一緒にお仕事できて本当嬉しい』
そう言いにこっと笑う彼女
体温が上がったような気がした。
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作者名：苺姫 | 作成日時：2017年7月20日 5時
