君が僕の。

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ぷろろぉぐページ1

『君が僕の……ヒーロー？』

傷やアザの絶えない首を持ち上げ、上を見上げると２人の男と金髪の女が立っていた。

1人は極々普通の顔をしておりどこにでもいそうな顔。

もう1人はピンク髪の2人より少し年が上と見て取れる人

女は私のことを哀れみの目で見ている

「ここは少し……いえ、とても危険です。瘴気で満ちていて…。長居は危険です。早急にこの子を回収して立ち去った方が良いかと思います」

「うん。これ以上ここにいたら気が狂ってしまいそうだし。
ね、ねぇ君。動ける？」

男はそう言い、私に手を差し伸べる。
私はその手を払い、冷ややかな視線を送りながらこう呟く

「……触、ルな…………」

すると男は小さなため息をこぼし

「ルチアーノ。」

「失礼するぞ」

ピンク髪のそいつは私のことを軽々と持ち上げ走る。

「ｯ、離せ！ハ……な……」

離せ。そう言い終わるうちに私は久々に外に出た

嗚呼、なんて忌々しい太陽だ。