Blood of hell (ページ2)

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社「新しい薬だよ。
君達は新しい薬に対応出来る体がある。
だから感染者に勝てるのは君達しか居ない。
新しい薬、実は…君達の分だけはあるんだ。
ただ、この薬…実験段階に過ぎないから完璧じゃない。
それと…元からウイルスに対応出来る遺伝子を持った人間が居るとの噂もある。
その人間を見つけて一緒に力を合わせれば…(す「俺達がそんな大それた事出来る訳あらへんやろー。
俺はごめんやで。
俺達が都内の何万人もの人間を救える訳あらへん。
それに人を殺す為にアイドルになった訳やない。」

裕「確かにすばるの言う通りや。
少なくとも俺達7人は人を殺すなんて出来へん。」

社「皆の反対する気持ちはよく分かったよ。
なら、これを見てくれ。
事務所前の監視カメラに映ってる映像だ。」

社長は彼等にある映像を見せる

映像には1人の少女が男達に囲まれているのが映っている

社「男達は恐らく感染者だ。
体が赤かったり紫がかっている。
君達はこの少女すらも見捨てるつもりか？」

す「あんな可愛い子を捨てるやなんて出来る訳あらへんやろー！！
社長、武器は何処にあるん！！」

社「そこの大きな荷物やリュックの中に色々入ってる。
拳銃、鎌、長刀、槍、ナイフ、弓矢…。
ありとあらゆる武器を入れている。
自分にあった武器を使え。」

す「なら、俺は拳銃貰ってくで。
接近戦は苦手や。」

彼は拳銃を手にすると少女の元へと走っていった

信「すばるの奴、女の事になるとすぐ熱くなるんやから…。
俺はナイフ貰ってく。
すばる1人じゃ心配やから俺も行く。」

雛ちゃんもすばる君の後を追う様に少女の元へと向かった

裕「あーもうー！！
あの2人が行くなら行くしか無いやろ！！
4人はここに居れ！！
俺も行ってくる！！」

横は武器の中から鎌を持って2人の後を追った

残った年下4人とARSのメンバーは呆然と立ち尽くしていた

雅「横…行っちゃった…。
大丈夫かな…。」

社「心配するな。
感染者は武器を持たない事が多い。
一般人…ならね。」

潤「一般人なら…。
つまり…力のある人間が感染すれば素手じゃ手に負えないって事ですか？」

社「そう言う事だ。
だから武器を用意する必要がある。
でも少女に絡んでるのは一般人だから彼等が武器さえ持てば問題ないだろう。」

隆「問題ないって…。
でもジョニーさん、仮に感染者を倒したとして最終的にはどうするんですか？」