▽１０ｃｍの恋▽

＊１６ ページ16

*









ガラっ

『そうーーーーーー！！』








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聡「ちょ、近所迷惑(笑)そんなに叫ばなくても聞こえるっていってるじゃん。」




『ちょ、叫びたい気分で....(笑)』







こんなバカみたいな私でも優しく突っ込んでくれる。



そんなとこが大好きなんだけど







聡「なんかあった？」




『あのさぁ.....聡って好きな子いないの？』




聡「え？」








『その、さ、よく女の子にもらってるアレって手紙...でしょ？』






きっと告白ばっかりされてきているはずなのに。






聡「えー...？///」







彼女を作らないことがずっと不思議で



聡を好きな、たくさんの女の子のうちのひとりに私がいたことを最近知って







聞いてみたくて仕方がなかった。






聡「言わなきゃ、だめ？」





『うん。』




聡「じゃあ、交換条件。Aも言うこと！」




『うーん...わかった。』








聡なんだけどね、




聡「いるよ、好きな子。ずっと前から..」






すこし顔を赤くして話す聡が愛おしくて、想われているその子が羨ましい。









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