思い出にさせて (kono) ページ19
高校2年生、夏、あなたに恋をしました
ああなんでこんなにも暑いんだろうか、
年々暑くなる夏は私の機嫌を損ねる
まるで太陽が私だけを照らしているように熱を送り汗は止まることを知らない
毎年夏休みになると祖母の家に帰る
都会で過ごしても暑いことには変わりないし、暇なだけだから別にここでもいいけど、やっぱりすることが無い
久しぶりにあの公園でも行ってみよう＿＿＿
･
･
公園に着くと1人の男の子がいた、多分高校生か大学生、
あんな派手な赤の髪の人見たことない
k｢あ、こんにちは｣
｢こんにちは｣
赤い髪が風に揺られあなたの綺麗な瞳は夏の日差しに照らされキラキラと光っていた
k｢あのよかったら俺と話してくれへん？｣
｢いいですよ｣
k｢俺、河野純喜、19歳｣
k｢君は？｣
｢AA、17歳｣
k｢高校生か、ちゃんと遊びーや｣
その言葉の意図が分かるのはあと数分後
｢じゅんきくんここら辺の人じゃないよね？｣
｢初めて見た｣
k｢そうやで、逃げ出してきた｣
k｢狭い世界から｣
ああ、彼は居なくなっちゃうんだ
そして今までの人生に後悔をしている
と何故か思った
k｢俺な、病気やねん｣
k｢なんかもうなんもする気起きんへんくて｣
k｢これが最後の夏｣
｢じゃあ！私がじゅんきくんの最後の夏最高にする！｣
k｢頼んだで｣
そう言うと彼は私の頭を撫で微笑んだ
k｢顔真っ赤やで！大丈夫か？！｣
｢暑いだけだし｣
k｢じゃあまた｣
今日あなたに恋をしました＿＿＿＿＿＿
･
･
それから私は毎日じゅんきくんに会いにあの公園へ向かった
ある日は海に行き、ある日は小さな駄菓子屋さんのアイスを買って食べたりした
･
･
＿＿＿あなたがいなくなるまであと1週間＿＿＿
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フウキ - いえいえ！これからも頑張ってください！ (2022年2月23日 10時) (
レス) id: df4d6de387 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - フウキさん» コメントありがとうございます気づいていなかったので助かりましたすぐ外させていただきます(；；) (2022年2月21日 20時) (レス) id: 875fe2e360 (このIDを非表示/違反報告)
フウキ - オリジナルフラグ立ってますよ！ (2022年2月21日 7時) (レス) id: df4d6de387 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊 | 作成日時：2022年2月10日 21時
