必要みたい (tsurubo) ページ17
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私には汐恩と紗奈という2人の幼なじみがいる、
私たちは幼稚園からずっと高校まで同じ所に通い3人で成長してきた
誰よりも2人の近くで過ごしてきたからこそ分かったことがある
2人は両思いだろう
そして、たぶん、私が汐恩の事を好きなことは気づかれていないと思う
私だってこの気持ちに気づいたのはつい最近だったけどずっと、ずっと前から好きだった
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『ねえねえ！Aちゃん！』
『私、汐恩くんの事好きなんだけど、汐恩くんって紗奈ちゃんと付き合ってるってほんと？？』
｢付き合ってないと思うけど、｣
『そうなんだ！ありがとう！』
まあそらあんだけかっこよくてなんでも出来て飾らない性格の汐恩がモテないわけもなく、
『あの、Aさん、紗奈さんと汐恩って付き合ってるんですか？』
｢いや、付き合ってないと思いますけど、｣
『そうっすか、ありがとうございます！』
綺麗でかわいくて優しくて明るい紗奈がモテないわけもなくて、
なんだか分からない気持ちが込み上げ1人で屋上へ向かった
｢あー、なんで泣いてるんだろ、｣
私を苦しめる劣等感と
何年間も積み上げてきた恋心は自分でも気づかないくらいに大きなものになっていたらしい
こんなんじゃ2人には暫く顔合わせられないなあ
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s｢Aー！いっしょかえろー！｣
｢ごめん、今日委員会あって、汐恩と帰って！｣
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t｢なあ、国語の教科書貸して、｣
｢あー、ごめん私持ってないから紗奈に頼んで、｣
それから2人を避けるようになった＿＿＿
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『汐恩くん、好きです付き合ってください！』
最悪だ、忘れ物を取りに教室に戻ったらこんな場面に遭遇してしまった
無駄だよ、汐恩は紗奈のこと好きだから、
t｢ごめん、おれ、好きな子いるから｣
ほらね、
告白をした女の子が走って出ていく
ああ、春の風に揺られる彼はなんて美しいんだろう
そんなことを考えていたらスマホを落としてしまった
t｢あ、｣
やばいと思い急いでこの場から逃げる
t｢ちょっと、待てって！｣
彼が掴んだ私の手首から全身に熱が伝わる＿＿＿
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フウキ - いえいえ！これからも頑張ってください！ (2022年2月23日 10時) (
レス) id: df4d6de387 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - フウキさん» コメントありがとうございます気づいていなかったので助かりましたすぐ外させていただきます(；；) (2022年2月21日 20時) (レス) id: 875fe2e360 (このIDを非表示/違反報告)
フウキ - オリジナルフラグ立ってますよ！ (2022年2月21日 7時) (レス) id: df4d6de387 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊 | 作成日時：2022年2月10日 21時
