後悔先に立たず ページ36
病院へと緊急搬送された2人は即入院となった
「あーちゃん、ちょっと他の兄弟に連絡してくるからつばちゃんのことお願いね」
「かな兄…2人ともこのまま目覚まさないなんてことにならないよね？父さんみたいにいなくなったりしないよね」
椿と梓、2人の違いは感情がストレートにでるかどうかだ
表に出ないだけで梓もまた倒れた2人の姿を見て動揺していた
「大丈夫だよ、あーちゃん。祈織も詩織もちゃんと目を覚ますから。だから、俺たちは信じて待っていよう」
「うん」
梓の目に光が戻る
それを確認して要は病院の受付でメールを送った
内容は簡潔に2人が倒れたこと、このまま入院すること、病状説明があるから雅臣の働く病院に来ることの3点だけだ
そして30分後一切の事情を知らない風斗を含め兄弟全員が揃った
＊ ＊ ＊ ＊
兄弟全員が揃うとある会議室のような場所へと案内された
そして風斗が口火を切った
「ねぇ一体何があったわけ？意味わかんないんだけど」
「ごめんねふーちゃん。そのことは家で説明するから」
ガチャ
「お待たせしてしまいすいません。朝日奈祈織さん、詩織さんの担当医の大池といいます。よろしくお願いします」
入ってきたのは40代半ばの男性医師だった
「それで祈織と詩織は…？」
「祈織さんはおそらく精神的なものですので、2・3日で退院できるでしょう」
「精神的なものですか…」
「倒れる前に酷くショックを受けるようなことを目撃した、或いは体験したことが原因だと考えられます」
多くの兄弟が首をかしげる中要と椿、梓だけは合点がいったような顔をしている
「それで詩織さんなんですが、胃潰瘍になっていました」
「胃潰瘍？」
「はい。原因は精神的負荷、つまりストレスです。胃穿孔になりかけていてかなり危ないところでした。また血液検査の結果、かなり貧血が進行していたことがわかりました。本人に聞いてみないと判断は出来ませんが、もしかしたら摂食障害を起こしていたのかもしれません」
医師からの説明に全員が押し黙った
ストレスの原因は自分達だ
「治りますか？」
「はい、勿論です。しかし、1ヶ月ほど入院していただくことになります」
「わかりました。よろしくお願いします」
「それでは失礼します」
医師が出て行ってからの会議室は重苦しい空気に包まれていた
＊ ＊ ＊ ＊
病気に関しての説明は一応調べてから書きましたがあくまで学生が書いたものなのであまり鵜呑みにしないようにして下さい
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水無月のぞみ - 名前変換されてこそ夢小説じゃないの？ (2022年1月11日 6時) (
レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
夕凪(プロフ) - ふぢさん» 最初のページに名前固定ですと明記してあります。ちゃんと読んでいただけたでしょうか？こちらも理由があって名前固定にしているので変えるつもりはありません。 (2014年12月1日 17時) (レス) id: cddaab9fd1 (このIDを非表示/違反報告)
ふぢ(プロフ) - 名前書くところ、すぐにつくってくださいやくなこと (2014年12月1日 17時) (レス) id: 06f239ce38 (このIDを非表示/違反報告)
来栖歩美(プロフ) - 更新、お疲れさまでした！ (2014年11月18日 19時) (レス) id: 709b45f807 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 完結？おめでとー(*^ω^)ﾉ♪続編楽しみにしてる！ (2014年11月18日 19時) (レス) id: 03b05e44d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕凪 | 作成日時：2014年10月2日 1時
