宣戦布告 ページ3
母美和の再婚によって新たなの兄弟が出来たのはまだほんの一週間前のことだ。
最初は妹ができることが嬉しかった。
リビングで会ったときもすごくいい子そうでこの子は今までの子達とは違うじゃないかと期待もしていた。
自慢じゃないが私の兄弟はみんな顔は整っているほうだと思う。
特に双子の兄の祈織はその性格もあって学校では王子様的存在だ。
なので祈織と少しでも関わりを持とうと私に近づいてくる子も沢山いた
そういう子達は私が祈織とつなぎを取らないとわかると手のひらを返した様に離れていった。
新しく学校がはじまるたびに期待して裏切られる。
妹なら私を兄や弟とのつなぎ役にみたりしないだろう。
そう思っていた。
だけど、今私の目の前に立っている彼女は今までの子達と同じ目をしている。
獲物を狙う狩人の様に鋭い目。
私はその目が苦手だった。
「よそ見してるなんて随分余裕ですね、詩織さん。
でもその余裕いつまで続くか楽しみです」
「何をする気？」
「簡単な事ですよ。ただあなたの居場所だった場所を貰うだけです。
ほら、こうやってね」
そう言って彼女は何処からか出したカッターで自分の左腕を切りつけた
もちろん悲鳴も忘れずに
「キャーーーッ」
ダダダダッ
「どうした絵麻！！」
「何があったんです？」
「詩織さんに…グスッ…呼び出されて…あなたは邪魔だから…グスッ…消えろって…怒鳴りつけられて…」
「って、おめー怪我してんじゃねえか！早く手当てしねーと」
「詩織、どういうことです？彼女の言ったことは事実なんですか？」
「私は何もしていない。呼び出しもしてないし怒鳴ってもいないし、怪我させてもいない」
「嘘いってんじゃねーよ。絵麻は怪我して泣いてんじゃねーか！第1、詩織姉の部屋の前なのにどうして呼び出してないなんて言えるんだよ！見損なったぜ、詩織姉」
「侑介…」
「俺も侑介に同意だ。嫉妬して手を出すなんて最低だな」
「昴兄さん…」
「ほんと信じらんねー。まさか妹に嫉妬して手を出すなんて」
「椿兄さん…」
「とりあえず彼女の怪我の手当てが先です。詩織、後でリビングに来なさい」
そうして彼女は私の前から去っていった。
私の方を向いて歪んだ笑みを一瞬見せながら
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水無月のぞみ - 名前変換されてこそ夢小説じゃないの？ (2022年1月11日 6時) (
レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
夕凪(プロフ) - ふぢさん» 最初のページに名前固定ですと明記してあります。ちゃんと読んでいただけたでしょうか？こちらも理由があって名前固定にしているので変えるつもりはありません。 (2014年12月1日 17時) (レス) id: cddaab9fd1 (このIDを非表示/違反報告)
ふぢ(プロフ) - 名前書くところ、すぐにつくってくださいやくなこと (2014年12月1日 17時) (レス) id: 06f239ce38 (このIDを非表示/違反報告)
来栖歩美(プロフ) - 更新、お疲れさまでした！ (2014年11月18日 19時) (レス) id: 709b45f807 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 完結？おめでとー(*^ω^)ﾉ♪続編楽しみにしてる！ (2014年11月18日 19時) (レス) id: 03b05e44d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕凪 | 作成日時：2014年10月2日 1時
