8 こいつ、馬鹿やな ページ8
白「ふぁー。」
白夜は欠伸をしながら、体を伸ばす。
日が真上に来ているということは、昼か。よう寝たな。
白「教室に戻ろうか。・・・なんでこの人も寝よるんや。」
千歳が寝ているのを見て白夜は、呆れている。白夜は、千歳を起こさないように静かに屋上を出た。廊下を歩けば、みんなが白夜を見る。
白(うざいわ。まぁ、パーカー着てるし仕方ないか。)
白夜はそう思いながら、教室に帰って行った。
―五時間目 数学
白(・・・。)
白夜は横目で、遠山を見る。遠山は意味がわからないといった、表情をしていた。その顔が、すごい間抜け面で、笑いそうになる。
先「じゃぁ、この問題を・・・遠山!」
遠「えぇ!?わかりません!」
先「即答すんなや!」
全「「「アハハハハ。」」」
白夜以外の生徒は、遠山の答えと先生の突っ込みで笑っている。白夜はため息をつきながら、ノートにペンを走らせる。
先「じゃ、神風!この問題を代わりに解け。」
白「ハァ。」
白夜はため息をつくと、めんどくさそうに黒板に行く。チョークを持つと、すらすらと計算式を書いていき、席に戻る。
先「正解や。遠山、神風を見習えよ!」
白「・・・簡単やろ。こんな問題。」
白夜は誰にも気づかれないように、呟いた。
授業が終わると、遠山が話しかけてくる。
遠「白夜、頭いいんやなぁ。」
白「なんで、呼び捨てなん?」
遠「ええやん♪」
白「はぁ。」
時間が過ぎて、ついに放課後。みんなが部活に向かう。白夜は、カバンを持って廊下を歩いていると、目の前にたくさん荷物を持っている女子生徒がいた。
白(あの子、先生に押し付けられたんか?ていうか、なんでみんなは素通りして行くんやろ。意味解らん。)
白夜はそんなことを考えながら、その女子生徒に近づき、荷物を半分以上取る。女子生徒は驚きの目で白夜を見ていた。
白「何?」
女「あ、いや。」
白「・・・どこにもって行くん?」
女「えっと、理科準備室までや。」
白「わかった。」
白夜は前を向きながら、返事をした。
女(そうか、この人手伝ってくれてんのや。これ重いのに、優しいなぁ。それにイケメンや♪ファンクラブ作っちゃおう♪)
女子生徒はそんなことを、思いながら理科準備室に向かった。白夜は、ある人が見ていたことも知らず、歩いていた。
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しょうどうぶつ(プロフ) - 金ちゃんって四組だったと思うのですが。 (2019年3月17日 14時) (レス) id: 6b43d9f71a (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 夢羽さん» 教えてくれて、どうもありがとう^^ (2012年8月25日 2時) (レス) id: 3187976ae5 (このIDを非表示/違反報告)
夢羽(プロフ) - 32話目の最後らへんで白夜のセリフ「おいしかったー^^」じゃありません??気になっただけですので気にしないでください! (2012年8月24日 19時) (レス) id: a0fee9951a (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 美音さん» どうもありがとう^^頑張ります☆ (2012年8月23日 19時) (レス) id: 3187976ae5 (このIDを非表示/違反報告)
美音(プロフ) - とってもおもしろいです!頑張ってください! (2012年8月23日 19時) (レス) id: 01d9c75b68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひよこ | 作成日時:2012年8月20日 17時