男装少女は毒舌！？〜四天〜

５　　路上ライブってかっこいいよな ページ5

白「うわー、もう夕方やん。」

白夜は街中を歩きながら、呟く。イヤホンをつけているので、周りの音は聞こえないようにしている。うるさいの嫌いだから。白夜は、街中を歩いていると一つの公園の中に入っていった。

―四Ｒ視点
金「白石、強いなー。」
蔵「金ちゃんも、結構強いでー。あの大技とか、やばいわ。」
銀「うちの、波動球より威力あるんとちゃいますか？」
千「もしかしたら、あるかもしれんばい。」

俺らは、今日入ってきた一年の遠山と、一緒に帰りよる。この子、強いんでー。街中を歩くに連れて、どんどん街灯が明かりを灯す。

謙「あ、そういえばこの公園で、路上ライブやってるんやで。」
金「へぇー。」
財「少し、興味あるッスわ。」
蔵「ほな、少し見てみるか？」
全「「「おん！」」」

俺たちは、公園の中に入っていった。そこには噴水のところで路上ライブをしていて、客もいる。

蔵「うまいなぁ。」
ユ「ほんまやな。」

その人らは、上手やった。俺らは、少し見て帰るつもりが、最後まで見てしまったんや。
―四Ｒ視点終了

白(はー、やっぱ中山さんの腕やばいわ。上手すぎやろ。)

俺は、ここのライブのファンなんや。時々は俺も混ざって、歌いよる。中山さんとは仲がいい。俺にとっては、兄のような存在だ。今日も、最後まで聞き入っちまったなー。

中「どうも、ありがとうございましたー。また、来週もよろしく！」

その言葉を合図に、客はどんどん帰っていく。それを見て、俺も中山さんに近づいていく。

白「中山さん！」
中「おっ！今日も来たんか？」
白「おん。やっぱ、上手やな〜。」
岡「中山だけずるいで！うちも、褒めてや！」

彼女は、岡山さん。バンドの中で、一人だけ女なんや。ほかには、上田さん・神路さんがおる。結構、顔つきが綺麗な人らや。

白「みなさんも、すごかったで！」
神「あれ？学ランやん。どうしたん、それ。」
白「あんたは、頭がついにイカレタか！今日は、中学の入学式やったんやぞ！」
神「相変わらず、毒舌やな。入学式かぁ、おめでとさん。」
上「どこの中学なん？」
白「四天宝寺や。なんか、学校というより寺やな。しかも、学級委員長させられてまうし。」
上「それは、災難やったなぁ。」

俺はその後も、みんなと話をした。１０分ぐらいして、公園を出て帰ろうとした。そしたら、声かけられて後ろを向くと、遠山がおった。後、男子が７人ぐらい。何の用なんかなぁ。

６　　四Ｒとの最初の出会い→←４　　学級委員会

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