27 財前先輩とサボり ページ27
―教室
♪〜〜♪〜♪〜〜
よし、曲は覚えたぞ。あとは、作詞しないとなぁ。
俺は、家で作った曲を音楽プレーヤーで聴いていた。今は一時間目の3分前。
屋上行って、作詞しようかな。
楓「?どこ行くん?」
白「屋上。先生によろしく。」
俺はそう言って、屋上にペンとノートを持って向かう。屋上の影に座り、音楽プレーヤーを耳につける。
白「今回は、感謝の気持ちを詩に込めたいなぁ。」
そう呟きながら、ノートに詩をイメージを書いていった。
―3時間目終了
白「♪〜〜♪〜♪〜〜♪♪〜。」
俺は鼻歌を歌いながら、作詞していた。すると、後ろからいきなり肩をつかまれ、すぐにノートを閉じる。
バンッ
白「・・・。」
黙って、後ろを振り向く。そこには、驚いていた財前先輩がいた。イヤホンを耳からはずす。
白「財前先輩、どうしたんスか?」
光「お前がおったから、声かけたけど気づかんかったけん、肩をつかんだんや。・・・そのノートに何を書いていたん?」
白「内緒。」
光「そうかい。」
財前はそう言うと、白夜の隣に座り携帯をいじりだす。
白「そういえば、財前先輩ってブログ書いてたなぁ。」
光「おん。」
財前は携帯に目を向けたまま、返事をする。
白「財前先輩もサボりッスか?」
光「そうや。次、体育やねん。」
白「なるほど。」
俺はイヤホンをまた耳につける。ノートに書いていた詩を頭の中で曲に合わす。財前先輩がおらんかったら、声に出してやるんやけどな。
白「・・・。」
光「・・・。」
財前は黙ったまま。白夜は目を瞑っている。
光(こいつ、何を考えてるんや?それにイヤホンから微かに音聞こえるし。どんだけの音量で聴いとるんや。)
財前は、白夜の片方のイヤホンを取った。
白「!?」
光「何聴きよるん?俺も聴いていいか?」
白「言葉はないですよ。」
財前はイヤホンを耳につけて、音楽を聴く。曲が終わると、イヤホンを返してきた。
光「バラードやな。優しい感じのする音楽や。」
白「でしょ。・・・財前先輩は、ぜんざいPさん知ってます?」
光「・・・知ってるでぇ。」
白「ぜんざいPさんも、歌うまいですよね。新曲の和風ロックの歌とか最高。」
光「!」
白「?どうしたん?」
光「なんでも、ない。」
財前は白夜に顔が見えないように、背を向けていた。白夜は不思議に思ったが、何も言わずまたイヤホンをつけて音楽を聴いていた。
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しょうどうぶつ(プロフ) - 金ちゃんって四組だったと思うのですが。 (2019年3月17日 14時) (レス) id: 6b43d9f71a (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 夢羽さん» 教えてくれて、どうもありがとう^^ (2012年8月25日 2時) (レス) id: 3187976ae5 (このIDを非表示/違反報告)
夢羽(プロフ) - 32話目の最後らへんで白夜のセリフ「おいしかったー^^」じゃありません??気になっただけですので気にしないでください! (2012年8月24日 19時) (レス) id: a0fee9951a (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 美音さん» どうもありがとう^^頑張ります☆ (2012年8月23日 19時) (レス) id: 3187976ae5 (このIDを非表示/違反報告)
美音(プロフ) - とってもおもしろいです!頑張ってください! (2012年8月23日 19時) (レス) id: 01d9c75b68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひよこ | 作成日時:2012年8月20日 17時