男装少女は毒舌！？〜四天〜

１１　　病室 ページ11

白「・・・？」

ここどこだ？目が覚めてあたりを見回す。白い天井・白いカーテン・窓から見える景色、全部見たことない。

ズキッ
白「っ！・・・包帯？」

俺は、頭を抑えると包帯が巻かれている事に気づく。すると、カーテンが開き誰かが抱きついてきた。もちろん俺は、突然のことでベッドに倒れる。

楓「神風君！(涙声」
白「楓？何泣いとんねん。」

俺は楓を放して、ティッシュを渡す。すると、楓のほかに誰かがいることに気がついた。

蔵「大丈夫か？」
白「・・・なんて顔しとんねん。あんたら。」
謙「だって俺らが気をつけといたら、楓の暴行もお前の怪我も防げたかもしれんやん！」
白「ハァ。アホかお前ら。」

俺はため息をついて、そう言った。四Ｒは驚いている。俺はまっすぐ、四Ｒを見た。

白「この怪我は、俺が飛び出したけんしたんや。お前らがそんな顔する必要ないねん。俺が自分の考えでやったんや。後悔なんかしていない。だから、お前らがそんな顔する必要ないねん。」
蔵「でも。」
白「うっさいねん。黙れ変態部長。」
財「プッ・・・変態部長ｗｗｗ。」
蔵「ひどいわ〜。」

病室には、少しの笑顔ができた。白夜は体ごと、四Ｒに向ける。

白「俺はどれくらい、縫ったん？」
楓「１０針・・・。」
白「そうか。まぁ、退院できるやろ？」
金「ええ。」
白「なら、帰るわ。」

白夜は、ベッドから降りるとバッグを取って帰ろうとする。が、楓に腕をつかまれた。

白「何や。」
楓「うちが送る！」
白「は？」
楓「ほら、行くでぇ！先輩がた、また明日＾＾」

白夜は、楓に腕を引っ張られながら病室を出て行った。

蔵「ありがとうな。」

白石は、白夜に向かってそう呟いた。

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