好きな人には意地悪したいんです。【五条悟】

10・うまくいかなかった未来？ ページ10

久しぶりに夢を見た。


学校の夢。





３人とも大人になっている夢。

硝子は白衣着ているから、校医かな？

悟はまた一段と背が伸びて、先生してる。



傑は２人から少し離れたところに一人で立っていて
服装も、、袈裟？教師っぽくない見た目だけど、違う仕事かな？

私は学生服だった。。。


『硝子、、なんで私だけ学生服なの？』


硝「それで？いつも通り生徒の体術見てやれよ」



悟「だって悠仁はもう十分動けるからねー？」



(悠仁、、？誰それ。なんで、硝子は返してくれないの？)



硝「で、稲神家の怨霊は今度の任務？」



(稲神家の怨霊がまだいる？大人になっても？)



悟「僕は行けそうに無いかな。。」



硝「まだ、引きずってんのか。」



悟「忘れるほうが、無理でしょ。」



(悟が”僕”？)


『っ硝子。答えてよ。なんで私だけ置いていかれるの？』



悟「Aに会いたい。」



硝「もうやめろ。Aが死んでからもう１０年近く経つんだぞ。」



(え、、死、？)



悟「わかってるけど、、無理だろ。目の前で救えなかったのに。」



硝「だけど、生徒に行かせられるほどの怨霊じゃないだろ。Aが喰い殺されるレベルの怨霊なんだから。」



悟「多分、Aなら笑って『私が行くよ！』とか言うんだろうな。」



硝「、、だろうね」










硝「Aー？朝だよ？」



『あ、ごめん。。めっちゃ寝てた』



硝「なんで泣いてんの？なんかあった？」



『ううん、変な夢見た笑』



硝「そう、ホームルーム始まるよ。」



『まずい！！全然支度できてない！』



硝「はいはい笑」







きっと、私が見た夢はなにかおかしかったんだ。
呪いを祓えなかった未来？うまくいかなかった未来？
そんな事を考えてたら二度と前を見れない気がする。
傑の様子も夢ではおかしかったし、なんか違う。大丈夫。
そう自分に言い聞かせるしかなかった。

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