2・はじめまして ページ2
ガラガラっ
勢い良く扉が空いたと思ったら、少しガラの悪い人が入ってきた。
夜「起立!」
入ってきた人の挨拶で全員が一気に立ち上がった。
夜「東京都立呪術専門高等学校入学者の一年生。担任の夜蛾正道、階級は一級だ。」
ああ、先生か。え、前にあったときより柄悪く思うんですけど
もしかして、私。入る高校ミスった感じ?
夜「今年の一年は粒ぞろいだって聞いたけど、本当だな。」
確かに、周りの子たちの呪力はエグいもんね。
でも、みんなクセ強くない?
男子の一人は前髪がなんか、、変だし
左隣の男子はグラサンつけてるし、
右隣の女の子は、、、可愛いし。
え、まって左隣の男子ってさ。。。まさかの五条だったりする?
いやいや、同い年ってのは聞いてたけど、まじで五条?
凄くない?お坊ちゃまにも程があるでしょ。
てか、五条家の人間が普通に高校通うのか?殺されるぞ。
夜「次、稲神」
『え、、、なんですか?』
夜「一人ひとり自己紹介だ。家入が終わったから次は稲神だ。」
あ、初日そうそうミスった。聞いてなかった。
『えっとー。稲神Aです。階級は準1級。生まれは祝阨(シュウアイ)村という小さな村の出身です。左腕が黒くなってるのは、、、生まれつきです。移ったり、感染するものじゃないので気にしないでください。これからどうかよろしくお願います。』
私の左腕は生まれつき黒い。
父と母は絶対に村の人に私の腕を見せなかった。
「Aが大きくなっても絶対に村の人に腕を見せてはいけない。」
それが父と母の口癖だった。
中学生になって東京に出てきたけれど、すごくいじめられた。
でも、ある時。
呪いがいじめてきた子のことを殺そうとしていて、祓った。
ちょうどよかった、一般人にも見える特例呪霊だったらしくて、
”私は、変な生物と会話もできるし話も聞いてもらえる。
あなた達を襲うことも要求できる。”
と脅し半分で言ったら、もう誰も私に近づこうとしなかった。
それで、良かった。
中学3年の冬に呪術高専に来ないか。と先生から話をされた。
どうせ、いじめられるのに高校なんて行く必要があるのか。
そう先生に問うと先生は「人を救うためにその力を使う。」ただそれだけ言って私を招いた。正直ど
っちでも、いや、どうでも良かった。
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初心者です! - 好きなんだな。うん。ツンデレやめろよ五条! (11月19日 14時) (レス) @page4 id: 4136f150ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奏香 | 作成日時:2023年10月19日 20時