惚れない可能性これ一切なーい！

ゆうたくんの誕生日 ページ16

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「ごめんね急に誘っちゃって」


や「ぜんっぜん！毎日でも歓迎！」

「それは嘘じゃん笑」

や「どしたの？俺に会いたくなった？」

「いや、あの…3月ゆうたくんの誕生日だったじゃん…？」


や「え、マジで言ってんの」









この前のデートをなつにベラベラと惚気てると


なら誕プレとか急に渡してアタックしろって言われたから


ゆうたくんに1ヶ月遅れの誕プレを渡そうと思ったけど


何がほしいのか分からなさすぎて
やまとくんに相談することにした





けど…



何かを察知したやまとくんは明らかに元気をなくした






や「ごめん、行こっかどこ行きたい?ショッピングセンター？原宿とか？」


「あ、あのごめんね…失礼だったよね…自分で考えないとね」


や「いやいい、俺それ協力する。そこ断ったらAの中で俺の印象悪くなるし」

「ならないよ？」

や「行こうよどんなデートでも楽しくするから」






私だめだ

男慣れしてなさすぎだ




他の男の子へのプレゼントを

違う男の子に相談するなんて…



失態すぎる…









でも



やまとくんは真剣に考えてくれた





「本当にありがとう。楽しかったしちょうどいいプレゼントができそうで嬉しい！」

や「俺も最初はマジかって思ったけど、Aとなら何でも楽しいわ！でもいつか、そのプレゼントの相手俺にさせてみせるわ」

「その時はやまとくんに相談するね？直接」

や「おう！任せろやい！ てゆうかほんとA明るくなったよな。中学の時人と関わるの得意じゃなかったでしょ？」







え…





「変われてる？わたし」


や「いやうん。すごい自分に自信ついたんだなって安心した。可愛いのは昔から一緒だけど、やっぱり近づきにくくて冗談とか言えなかったけど、今は違う。今の方が断然親しみやすくていい！！」


「うれしい…変わりたくて…東京でたから…」







この前ゆうたくんに

昔っからそーだもんなって言われたの



少し気にしてて



やっぱり人って変わらないんだなって

落ち込んだのに




やまとくんは褒めてくれた







初めてやまとくんの顔



真剣にまっすぐ見られた気がする。





そしてこの人も自分にすごい自信を持ってて輝いてる。








素敵だな







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