20代後半ハイキューファンが転生しました。【2】

第62話 ページ14

第2セット。

安定して決まるようになってきた2人の速攻

田中さんのスパイク
影山のツーアタック



そして時には月島のスパイクが顔面に当たる日向やサーブミスなど


両者譲らずで試合が進む。




頑張れーー…！って

日向達のチームを必死に応援していると



バサッと私に白い上着が飛んできた。


投げられた方向を見ると眼鏡をかけ直す月島さん。




月島「持ってて。

…マネージャーなんだからちゃんと平等に応援しなよね。」




上着をぬいでTシャツ姿になった月島に
ぶっきらぼうに言われてしまう。



「お、怒られた…」


菅原「あはは…月島、意外とわかりやすいんだな」




そんな感じで途中から月島達のチームもちゃんと応援して


試合が終了。




原作と同じ展開で
無事日向と影山のチームが勝った。


ぐったりとその場に座り込む2人



お疲れ様〜と2人にタオルとドリンクを渡す




日向「か、勝ったぞ……」


「…うん。見てたよ凄かった」



中学から見てきて。

初めて3対3と言えど勝負に勝った日向。




「…おめでとう。」


日向「さんきゅ、！」




へへっと笑ってまたぐったり床に突っ伏す日向


しばらく立ち上がれそうにないのでわしわしと日向の頭を撫でてから

月島達にもタオルとドリンクを渡しに行く。




「はい、お疲れ様」




山口「ありがと、Aちゃん」


「いえいえ！はい、月島くんも」




ムスッと顔の月島さん。



まだ怒っていらっしゃるぞこれは。



「ええと……」




山口「あ〜…と、
…ね、俺達もかっこよかった？」



どうするべきかと悩んでいると山口にそう聞かれる。




「もちろん！！2人がバレーやってる所見るのは初だけどあーやってたんだなっていう動きで！

めちゃくちゃかっこ良かった！」




いやこれはほんとに。

思ったことを伝えた。



素人でもやってきたんだって分かる。




「二人ともかっこよかったよ」




素直に言うと山口はふわふわと笑って
月島は目を逸らしながらタオルを受け取る。




…機嫌、治りました？？？？？



澤村「月島。」


私の後ろから澤村先輩の声。



澤村「試合、どうだった？」


月島「…別になんとも…。」



…このシーン…！


澤村「その割にちゃんと本気だったじゃん。」



そうそう。

この時から澤村先輩は心配してなかったって言ってたなぁ。

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