気をつけなアカンで！２１

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安田side

大「っ、オ゛ェｯｯ‼」

錦「やっば(笑)」

安「ほんま大倉って感度ええねんなぁ」

錦「章ちゃん(爆)」

大「お前やめろってー！！」

安「えー？なんでぇよ〜」

だってそう思わへん？

現物が目の前にあるわけちゃうのに想像だけでえずけるって、

普通に凄いと思うねんけど！

やっぱり大倉は凄いなぁ。人より想像力が豊かなんかなぁ。

安「なぁ、ヨコちょもそう思わへ……、ヨコちょ？」

この感動を共感してもらいたくて、

さっきから大人しくしとったヨコちょに話を振ってみてんけど……

横「……ん？ごめん、何？」

待って？何かヨコちょ、顔色悪ない？

安「ちょ、亮っ」

オエオエ言うてる大倉はとりあえずおいといて、

こっそり亮にヘルプサインを出した。



大倉side

あ゛ぁーｯｯ。

いつまで俺の鼻に根付いてんねん、この悪臭は！

もう番組の中ではクサイのは全部俺担当みたいな流れ出来てるけどさ、

あれ、冗談抜きにほんまにヤバイねんて！

大「…っぷ、」

あかんあかん。想像したらまたえずきそうなってきたわ。

安「しんどいんやろ？無理せんとこ？」

いや、無理はしてへんねんけど。

なんならさっきから遠慮せんとえずいてるし。

錦「大倉、ボケッとせんと手伝え！」

大「えぇ？何、急に」

いきなり亮ちゃん、あたりキツくない？

錦「横山くん具合悪いねんて！」

大「横山くん？えっ、ほんまに？」

そう言われて後部座席からグッと前に顔を覗かせたら

ただでさえ色白の横山くんの顔が更に真っ白になっとった。

大「よ、横山くんっ！大丈夫?!」

錦「大丈夫ちゃうから言うてんねん」

いや、そうやけどさ。

咄嗟に出てまうやん、「大丈夫？」って。

横「大丈夫やって…っ、ちょっと車に酔っただけやし…っ、」

安「大丈夫そうに見えへんよ？」

普段車酔いとか絶対せえへん横山くんやけど、

今日は俺らとのバラエティの前にドラマも撮ってきてるし、

なかなかハードスケジュールではあったのは確かよな。

横「…っ、ん、」

錦「横山くん、ほら。ここに出そ？」

横山くんがずっと気持ち悪そうにしとるもんやから、

亮ちゃんが手ビニール袋を拡げてんけど

横「…っ、ええ､､ﾊｧｯ…っ、」

首を横に振って拒否する横山くん。

ええっ、嘘やろ？そこで我慢する？

安「ヨコちょ、恥ずかしくないで？」

ちょぉ、ヤス。

そんなん言うたらさっきからここぞとばかりにえずいとった俺、どうなんねん。

３→←酔っちゃったヨコちょ【メ：横／錦・安・大】

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