気をつけなアカンで！２１

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安田side

安「お待たせ〜…って、あれ？ヨコちょや」

マンションのロビーを抜けて迎えの車に乗り込むと

後部座席にはヨコちょの姿が。

安「どうしたん？」

横「どうしたんって、俺今日おんなじやし(笑)」

安「あれ、そうやったっけ？」

そっか、今日ってヨコちょも一緒やったか。

横「朝からボケるん、やめてや？ツッコミ追いつかへんわ(笑)」

安「ごめんごめん(笑)」

俺って基本的に1日の予定をちゃんと覚えてる派やねん。

せやからヨコちょもビックリしたんやと思う。

やっぱり俺、本調子ちゃうんかなぁ……

って、あかんあかん‼

また暗くなってまうとこやった‼

安「ヨッシャ、ヨコちょ!!今日も気合い入れて頑張ろな‼」

横「ちょぉ、何?!いつもに増してアツいって(笑)」

やって、そう言わなメンタル持って行かれそうなんやもん。



−−−−−−−


横「……ス、ヤス」

安「んぅ、もう着いた……って、あれ？」

いつの間にか寝てもうてたみたい。

ヨコちょの声で目が覚めてんけど…

安「…俺ん家？何？どういうこと？」

そう。

車の外の景色に目をやれば、出発した時と全く同じ俺ん家のマンションの前。

横「今日はやめとこ。もう連絡してもらったから」

安「えっ？」

運転席のマネージャーさんとヨコちょが何か話してんねんけど、

状況が飲み込めへん俺の頭は完全にパニックで。

結局そのまま流されるようにヨコちょに支えられて車を降りる羽目に。

安「ちょっと待って、ヨコちょっ。さすがに仕事ドタキャンはマズイって､､」

横「そんなんよりウイルス撒き散らす方がマズイわ。気付いてへんかもしらんけど、自分結構熱あるで？インフルちゃうか？」

関節痛と寒気と頭痛…

しかもまさかの恐れてたインフル疑惑…。

でもなんぼ体調不良言うても仕事ドタキャンするんは色んな人に迷惑かける…

っていうか、ヨコちょやって仕事は？

俺と一緒に居るけどマネージャーさんやってもう行ってもうたし…

えっと、それから…

横「ヤス？今は何も考えんとこ。とりあえず部屋行こな」

あかん。
頭真っ白やし、何か知らんけど泣けてくる。

３→←えっ、インフル?!【メ：安／横】

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