気をつけなアカンで！

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錦戸side





…よし、返信終わり！







溜まっとった友達からのLINE、全部返したった。









昼間は車ん中、片さなあかんかったりで、ちょっと忙しかったからな。








もうそろそろ風呂も行くやろうし、よっしゃ、先にトイレ行っとこ。









丸「亮ちゃぁ〜ん」









錦「ん？なにぃ、マル」









丸「さっきな、俺の渾身のギャグを大倉に披露しよ思ったらな、披露する前にスベってもうてん」









錦「なんやそれ、残念すぎるやろ(笑)」









丸「やり始めた瞬間にトイレに走って行きよるからさぁ〜。ほんま『モヤっと!』やでぇ…。」









錦「凹みすぎやろ(笑)ほんで、大倉は？戻ってきてへんの？」









丸「まだ戻ってきてへんで。結構経つねんけどなぁ〜…よし、また新しいギャグ考えとこ〜♪」









ふーん。でも俺もトイレしたいし、一回ノックしてみよ〜。









(ｺﾝｺﾝｯｯ)








錦「大倉ぁ？まだかかるぅ？」









…なかなか返事が返ってこぉへん。









錦「…大倉？俺もトイレしたいねんけど〜」









大「…りょぉちゃｯｯ…ぅｯｯ…」









中から聞こえてきたんは、苦しそうな大倉の声。









錦「大倉?!どしたん??ちょぉ、ここ開けて??」









明らかに様子おかしいから中に入れてもらおう思ったんやけど









大「…ゃ…あかん…んん…はぁｯｯ…」









なかなか開けたがらない大倉。でも明らかに具合悪そうやん。









錦「大倉、具合悪いんやろ??ほんま、ここ開けて？大丈夫やから、な？頼む」









(…ｶﾁｬｯｯ…)









やっと大倉が鍵開けてくれたから、すぐ中に入った。









錦「どした…って、あぁ、吐いてもうたか。なに、食いすぎた(笑)??」









そう言って大倉の背中を擦ってやったんやけど、えずく大倉の背中はなんだか熱っぽい。









錦「大倉？お前、熱あるんとちゃう？背中熱いで？」









大「わから…へん…ぅｯｯ…でも…お腹も気持ち悪い…し…めっちゃ寒い…ぉえｯｯ…」









さっきまで元気やったのに、急に吐き気・腹痛・熱。しかも大倉だけ。









これ、牡蠣にあたったとしか思えないんやけど。

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