漢らしさ100lvの悪女様【wrwrd】

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半目野郎と睨み合っていると、また煩そうで面倒臭そうな奴が来た。いや…奴“等”か。金髪と、あと初めて見るな、バッテンマスク野郎やん、久々に見たなバッテンマスク、鬼剃りしてる奴がつけてたなぁ、懐かし

「手え離せやコラ」

「はいはい」

パッと離せば、半目野郎は私の事も金髪のことも睨む。仲間じゃねーの？助けに来たんだよな？なに？もしかして金髪の一方通行？うわ可哀想

「お前ショッピに何しようとしてた」

「場合によっては、俺たちも黙ってられないけれど」

うっっぜぇな。言ったって信じねえ癖に！！おい半目お前から説明しろや！！元はと言えばお前が早とちったんが原因やろがい！！

「…はぁぁぁ…全部ソイツの勘違いや、先輩ならちゃんと指導せえやワレ」

イライラとするのを抑えつつガンくれてやる。金髪はそれにキレたのか舌打ちをして私を見下ろした。

「あんま調子乗ってんなよお前如きがショッピの何が分かるねん」

「そう言う話をしてんじゃねんだわ、すぐに手が出るそいつにちゃんとした教育をしろっつってんの」

「お前が言うなや、お前こそ幼稚園から言葉遣い教えてもらったらどうやねん」

この金髪は半目とは逆だな、すぐ手が出そうだが、しっかり見定めて落としにかかる頭脳派。本人がそれに無意識そうやけど

そうやって私たちが睨み合ってる隙にバッテンマスクが野次馬を散らさせて半目野郎を教室へ返した。アイツなんも説明もせずに帰りやがった…！！！

「お前さ，前までずっと俺たち生徒会に付き纏っとったんに、今はなんや？まるで輩や、別の人間と入れ替わった言われた方が納得できる様な変わり様やぞ」

「……」

結構的得てるんよな…言うてええんかな、でも言うたら言うたで，多分頭の病院の方に連行されるやろ？どうしたもんか…この体頭いいくせにアドリブは思い付かんのよ

「………これが本当の私って言ったら信じる？」

「信じれる訳ないやろ」

「じゃあなんで演技してたのって話じゃん」

腹立つな。今噂が全部嘘だってんならまだ弁明の余地があるけど、確証ねえしもしかしたらやってるかもしんねーし…
だからと言ってやってもない事をやった風に演じれる自信もねーわ

「……はぁ、別に違う人間と見てもらって構わねえよ、実際そう言うもんだしな。」

「…どう言うことや」

「前までの私は私じゃない、今の私だけが私だ。もうええか？授業遅れんで」

金髪は私の言った事に対して驚いてる様子だった。
何か勘違いしてそうだな…。

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