優しい風の香り (ページ13)

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『ひっく、あﾞりがとう…ごじゃいました』

恥ずかしい所を見せてしまったな…
不死川さんが優しいから
つい甘えてしまった

不死川｢落ち着いたかァ｣

『はい、煉獄さんに会いたいのですが
連れて行って貰えないでしょうか？』

不死川｢歩けるのか？｣

『はい、でも肩を貸して頂きたいんです』

やっぱり男の人だ
がっちりしていて筋肉質

さっきまで抱きしめて貰っていて
もっと密着していたのに
今の状況に恥ずかしくなり
顔が赤くなっているのが自分でも分かる

不死川｢煉獄、入るぞォ｣

煉獄｢露雪！気がついたのだな！｣

私は不死川さんに支えてもらいながら
煉獄さんの隣に腰を下ろした

不死川｢外にいる、話が終わったら呼べェ｣

『ありがとうございます』

そう言って不死川さんは退室した

煉獄｢お互い怪我が酷かったが
露雪が元気そうで何よりだ！
俺は見ての通り片目が潰れてしまった
だから柱は引退しようと思う！｣

『すみませんでした、私の力不足で…』

煉獄｢違うぞ、露雪
お前がいてくれたから
生きて帰ってこれたのだ
露雪がいなかったら俺は死んでいた｣

『っ！そんなこと！』

煉獄さんは私の頭に手を置いた

煉獄｢もっと自信を持っていい
露雪は強い！｣

『私、もっと強くなります
二度とこんなことにならないように』

煉獄｢あぁ！楽しみにしているぞ！｣

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

廊下にいた不死川さんに声をかけ
自分の病室に戻った

『私もっと強くなります！』

不死川｢そォかァ…

動けるようになったら
鍛錬、付き合ってやろォかァ？｣

『え？いいんですか？！
やったー！早く！怪我、治しますね！』

不死川｢あァ｣