鬼札【鬼滅の刃】 参

玖拾陸 ページ6

時透「・・・ハッ。炭治郎が危ない・・・！」


貴「ん？起きたのかえ、無一郎。」


時透「そうだ、あの人の刀を炭治郎に渡せば！！」


貴「嫌な予感がするが・・・。」


時透「スッ」


鋼鐵塚「おい！お前！？」


時透「Aさんは炭治郎達の所に行ってください！」


貴「しかし、無一郎。お主の毒は・・・」


時透「今しかないんです！もう一体の鬼はあっちにいます！」


貴「(そうだった・・・。あっちには恐らく半天狗・・・上弦の肆がいる。


夜明けも近いからまずいな・・・。)」


ダンッと脚に力を込めて里に向かう。


【花鳥風月 神風】


地に血を巡らせ、位置を特定する。


貴「(そこかっ！！)」


ゾワァと寒気を一瞬感じる。


竈門「待て。逃がさないぞ・・・


地獄の果てまで逃げても追いかけて


頸を


斬るからな・・・。」


貴「(竈門君からの殺気なのか・・・？


あの子からこれほどの・・・。)」


半天狗は力が足りなくなったのか、二人の刀鍛治に狙いを定め襲い掛かる。


妾は刀鍛治を避難させ、刀を抜く。


半天狗は妾の姿を見たのか、一瞬怖気づく。


ドスッと竈門君が降りた地点に刀が刺さる。


時透「使え！


炭治郎！それを使え！！」


上から首に手をかけられた無一郎と犯人の鋼鐵塚がいた。

玖拾漆→←玖拾伍

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す