鬼札【鬼滅の刃】 参

壱百弐拾壱 ページ32

※夢主sideに戻ります。


＿＿＿柱稽古の夜。


義勇としのぶ以外の柱は妾の指定した山に集まる。


まだ、選ばれた隊士はいないため、


柱のみの参加である。


妾の稽古は【実戦訓練】。


山の周りに万が一の場合でも上弦の鬼が入れないようにする結解を張っている。


体力がみなぎっている柱なので、疲れが全然見えない。


貴「休みたいかもしれぬが、妾の稽古は夜。


“上弦の鬼”が活動する時間帯に行う。


知っての通り、彼らは様々な異能を＿＿＿血鬼術を持っている。


今現在、残っている上弦の鬼は少なくとも三体。


上弦の壱、上弦の弐、上弦の参。


もしかしたら、新たな上弦の鬼が出るかもしれぬが今は三体と認識しておこう。」


改めて思うが、今後の戦いは熾烈な戦いになるだろう。


まさか、上弦の鬼の強い奴らしか残っていないとは・・・。


貴「・・・さて、前置きはここまでとしよう。


今から、“鬼ごっこ”をする。


勿論ただの“鬼ごっこ”ではない。


異能を駆使する妾を捕まえてみろ。


まず接近できなければ話にならんからな。


それでは、始めるとするか。」


鎹烏の縁の合図で始める。


勿論、この山には様々な仕掛けがあるからそうやすやすと終わる訳がないのだけれども。

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