壱百拾捌 ページ29
引き続き竈門炭治郎side
冨岡「十三歳だった。
同じ年で天涯孤独・・・。すぐに仲良くなった。
錆兎は正義感が強く心の優しい少年だった。
あの年の選別で死んだのは錆兎一人だけだった。
彼があの山の鬼を殆ど一人で倒してしまったんだ。
錆兎以外の全員が選別に受かった。
俺は最初に襲いかかってきた鬼に怪我を負わされ朦朧としていた。
その時、錆兎に助けられたのだ。
その後、錆兎は他の少年の助けを呼ぶ声の方に行ってしまった。
・・・俺が気が付いた時はもう選別が終わっていた。
俺は確かに七日間生き延びて選別には受かったが、
一体の鬼も倒さずに助けられた人間が果たして選別に通ったと言えるのだろうか?
・・・俺は水柱になっていい人間ではない。
そもそも柱たちと対等に肩を並べていい人間ですらない。
俺は彼等とは違う、
___本来なら鬼殺隊に俺の居場所は無い。」
義勇さんは一人で抱えていたのか・・・?
柱になって・・・いや鬼殺隊士になってずっと?
俺は悲痛なあまり泣いた。
義勇さんは鬼の禰豆子を連れた俺に鬼殺隊士への道を教えてくれた。
なのに、俺は義勇さんに何もしてやれないのか・・・?
冨岡「柱に稽古をつけてもらえ。それが一番いい。
俺には痣も出ない・・・錆兎なら出たかもしれないが。
もう俺に構うな、時間の無駄だ。」
義勇さんは俺に背を向けて去って行った。
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遊真 - お話がどんな展開になっていくのかがとても気になります!ビニビニさん、これからも頑張ってください! (2019年8月12日 13時) (レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
蝶華 - これからどうなっていくのかが凄く気になります!これからも頑張ってください! (2019年8月4日 22時) (レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
Mmaa(プロフ) - 壱百壱のところループしているところがあるのですが、わざとでしょうか?いきなりすみません( ;∀;) (2019年7月25日 23時) (レス) id: b127248525 (このIDを非表示/違反報告)
三千里 - ありがとうございます!!ドット絵で描かせてもらいますね (2019年7月22日 21時) (レス) id: abfef38f49 (このIDを非表示/違反報告)
ビニビニ(プロフ) - 三千里さん» 全然描いてくれて構いません!!描いてくれるだけでもめっちゃ嬉しいので! (2019年7月22日 17時) (レス) id: ae08606dff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ビニビニ | 作成日時:2019年7月19日 16時