鬼札【鬼滅の刃】 弐

肆拾玖 ページ6

貴「久方ぶりじゃのう、皆の者よ。」


柱「えぇぇ！？」


貴「失礼じゃのう・・・。もう少しましな言葉とかあるじゃろうが・・・。」


産屋敷「今回は早かったね。」


貴「さして“能力”を使っている訳じゃああるまいし、寝ている場合じゃないと思うての。」


伊黒「・・・“能力”？なんなんですか、それは。」


貴「話してよいのか、お館殿？」


産屋敷「良いよ、・・・異常な回復力は言い訳ができないだろう？」


貴「その通りだな。まず、妾は鬼じゃ。」


柱「いきなりの爆弾発言！？」


貴「というても、鬼舞辻無惨とは違う種の鬼じゃな。


・・・奴の血は元々流れておるがのう。」


不死川「だがA、お前が奴の配下じゃないってどうやって証明するんだァ？」


貴「妾は奴の名を呼んでも呪いで死ぬことがない。後、奴らの情報を流しても知らない。


・・・他はないのう。なんなら上弦の鬼の情報でも教えるとするか。」


煉獄「A、先日俺たちが遭遇した上弦の参は？」


貴「そ奴の名は猗窩座。強さ以外を捨てた鬼じゃ。おしゃべりが好きでのう。


後、強者と判断したら鬼になるように勧誘する。


だから奴に遭った者は帰って来なかったのう。」

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