鬼札【鬼滅の刃】 弐

漆拾捌 ページ36

貴「恋バナ・・・？というかなぜ竈門君たちもここに？」


竈門「俺は新しい刀を鍛えてもらうためにここに来ました。


丁度甘露寺さん達に会ったのでついでに来ました。」


貴「あちゃー、竈門君。


・・・君の刀鍛冶は誰なんだい？」


竈門「は・・・鋼鐵塚さんです。」


貴「相当怒っておるじゃろう？奴に。」


竈門「・・・なんで分かるんですか？」


貴「ここの長に奴の性格やら愚痴やらを散々聞かされたものでね。


気にせんでおくれ。・・・それで蜜璃、相談したい内容とは？」


甘露寺「そうですね・・・、Aさんが強い理由を知りたくて・・・。」


貴「強い理由？妾が強い、かえ？」


甘露寺「はい！勿論力量もありますけど、一番は精神力です！」


貴「強い・・・。それは各々の価値観で違うのではないのかえ？


妾はまだまだ強いとは言えぬ。守り切れなかったからじゃ。


妾だったら助けられる可能性があった隊士、柱は数え切れぬほどおった。


しかし、妾の不甲斐無さで彼らは命を散らしてしまった。


まだ己が強いとは思えぬ。」


甘露寺「・・・。でも、私はAさんが男性だったら私の理想の殿方ですわ！！」


貴「は？」


甘露寺「だって、私が鬼殺隊に入った理由は添い遂げる殿方を見つけるためですもん！」


貴「そ、そうなのかえ・・・？」


恋柱・甘露寺蜜璃はとんでもない爆弾発言を落とした。

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