鬼札【鬼滅の刃】

肆拾肆 ページ50

貴「・・・鬼？妾は鬼ではない。ただの陽動ではないのかね？」


猗窩座「A、お前鬼だということを忘れているのか？」


貴「忘れるも何もどうでもいいじゃないか。」


猗窩座「ならば、お前が鬼だということを杏寿郎にも見せてやろう。」


瞬時にこちらに来て重傷を負わされた。


貴「き・・・杏寿郎。」


煉獄「Aが鬼なのか違うのか知らないが、まずお前を倒す！」


目の前では死闘が繰り広げられる。


明らかに杏寿郎が不利だった。


【炎の呼吸 玖ノ型 煉獄】


【術式展開 破壊殺・滅式】


貴「あぁ・・・。」


土煙が舞い、晴れたときには杏寿郎に上弦の参の腕がのめりこんでいる。


貴「あ・・・嘘じゃ。」


自分の重傷が“治っている”ことに気づかず、フラフラと立ち上がる。


貴「これ以上妾の大切な仲間を奪うなぁぁああ！」


プツンと頭の中で何かが切れた。

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