鬼札【鬼滅の刃】

肆拾参 ページ49

魘夢の動きを感じなくなったってことは死んだのかな？


杏寿郎と合流するべく、後ろの方へと向かった。


貴「ようやったな炭治郎、伊之助。」


道中で竈門君と嘴平君に出会い頭をなでて褒める。


どうやら彼らが魘夢の頸を斬ったらしい。


貴「他の乗客の安否を確かめておくれ。頼んだぞ。」


フッと上弦の鬼の臭いが鼻をよぎる。


貴「注意しろ！襲撃の可能性が高い！妾は杏寿郎の方に向かう！！」


もし夢の通りならば上弦の鬼は真っ先に妾の友人である柱を狙う。


貴「間に合え！！」


その瞬間、車両に大きな衝撃が伝わった。


貴「こうなったら仕方がない・・・。」


【天の呼吸 伍ノ型 菖蒲に八橋】


光速で車両の間をすり抜け、杏寿郎の元に向かった。


貴「(もう失ってはいけない・・・！上弦の鬼に奪われてたまるものか！)」


杏寿郎の羽織を確認して光速に向かい敵を確認する。


貴「上弦の参！？このままでは杏寿郎が死ぬ！」


今は大丈夫かもしれないが所詮人間と鬼。


体力も経験も足りなすぎる。


【炎の呼吸 弐ノ型 昇り炎天】


猗窩座「お前は強い！杏寿郎。鬼にならないか？」


煉獄「俺はいかなる理由があろうとも鬼にはならない。」


猗窩座「あそこにいるAが鬼であってもか？」


上弦の参はこちらを指で差し、意外なことに杏寿郎はこちらを振り向く。


煉獄「！？」

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