鬼札【鬼滅の刃】

弐拾漆 ページ31

いち早く本部に着き、屋敷の縁側に正座で座る。


妾は柱といえど“最年長”で柱を支える者であるためか縁側に座ることを許されているらしい。


如何やら竈門君の妹君の存在が発覚してしまったらしい。


もしものことがあったら妾、冨岡君、左近次は責任を取るために腹を斬るだろうね。


そして、いつの間にか柱は全員集まっており、竈門君が縛られたまま気絶していた。


不死川「鬼がなんだってぇ、坊主？」


気が付くと不死川君が箱を持ってきて刀を刺そうとする。


貴「やめ給え、不死川君。鬼を殺したい気持ちは分らぬ訳ではないが、会議の前にここを血だまりにしたくないのでのう・・・。


＿＿＿＿お館殿の判断の前に斬っては隊律違反じゃぞ？」


不死川「・・・すみません。」


産屋敷「よく来たね、私の可愛い剣士たち。顔触れが変わらずに半年に一度の柱合会議を迎えたことを嬉しく思うよ。」


貴「そうじゃのう・・・。ところで、お館殿。


＿＿＿＿先に竈門炭治郎の処罰についてでございますかえ？」


産屋敷「そうだね。私は彼らを容認するよ。


・・・Aさんの調査では一度も人を喰っていないらしいからね。」


お館殿は柱にも認めてほしいと告げるが、やはり鬼を憎むものはそう簡単に考えを変えない。


不死川「鬼を滅殺してこその鬼殺隊！竈門・冨岡二名の処罰を願います！」

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