参拾参 ページ37
胡蝶「・・・Aさん、送っていきましょうか?」
貴「そうじゃな・・・。そろそろお暇しなければのう。
竈門君、しっかりと妹君を守るのじゃぞ!」
その後は禰豆子ちゃんと戯れていた。
猪の頭皮を付けた少年の名は嘴平伊之助という名であった。
この少年こそがあの最終選抜で見なかった五人目の剣士であった。
帰り際に縁が飛んできて“ある情報”を伝えに来る。
大声で話すものではないので耳元で伝えてもらう。
貴「・・・あいわかった。ご苦労様。」
懐に入れてある金平糖を与えて引き続き監視させる。
貴「忙しくなるかもしれぬのう・・・。」
胡蝶「どうかしたのですか、Aさん。」
貴「なあに、ただの独り言よ。気にしないでおくれ。
後、妾はお館殿と話をするから帰っても良いぞ。」
胡蝶「いいのですか?では・・・。」
妾は産屋敷に入り、“ある情報”をお館殿に伝える。
産屋敷「Aさんはこの件をどう思っているのかい?」
貴「可能性としては最悪十二鬼月だと妾は思う。
下弦の伍が殺されたのじゃからそちらが動いても可笑しくはない。」
産屋敷「私の可愛い剣士を失うわけにはいかない。Aさん、この件をお願いしていいかい?」
貴「承知した。他の柱と共同で処理してよいかい?」
産屋敷「いいよ。それにしても、いつもは単独で行動するAさんの口から話すとは思わなかったな・・・。」
貴「よいではないか・・・。」
産屋敷「お願いするよ。・・・死なないでおくれ。」
貴「大丈夫じゃ。妾は生命力だけは強いからのう。」
少し微笑みを浮かべて産屋敷を離れた。
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金米糖 - 愈史郎君の字間違ってません?気のせいだったらすみません。 (2020年2月23日 18時) (レス) id: e31feca5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ビニビニ(プロフ) - あいうえおさん» ご指摘ありがとうございます。以後気を付けます。 (2019年7月11日 20時) (レス) id: 4b27694ccb (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 「珠代」ではなく「珠世」ですよ。 (2019年7月11日 16時) (レス) id: d4ea0d195c (このIDを非表示/違反報告)
ビニビニ(プロフ) - レミさん» 今の段階では柱の誰かをオチにしようと考えています。参考にさせていただきます! (2019年5月18日 15時) (レス) id: 4b27694ccb (このIDを非表示/違反報告)
レミ(プロフ) - オチを富岡さんでお願いしてもいいですか? (2019年5月18日 14時) (レス) id: 48aeedf44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ビニビニ | 作成日時:2019年5月6日 19時